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日常つらつら日記

気の向くまま綴りごと

それでも、生きてゆく
最後の飛び蹴りに笑った。
そのあとの殴り倒しには
泣きそうになったけど。

重く暗い話なのに笑える部分が山盛りで
楽しい部分で物語の深みを増していることが凄い。

泣き笑いみたいな感じになってしまう。

喉が詰まるぐらいの苦しさの後に
ちゃんと息抜きの場所が与えられているのは
作品としてとても親切。

最初の電話ボックスの中と外でやる
鞄の取り合いとか

オムライス注文した時の
サラダが違う事件とか

おやっさんがお調子者なところとか

自殺騒ぎの後、彼が
トイレに行くと言った時真顔で
「トイレに窓ありますか」
と聞いたところとか

警察出頭前に食事代渡されて
おつりを渡そうとするところとか
(少し前に大乱闘して下手すりゃ
殺されてたかもしれないのに)

チマチマした真剣さゆえの笑いが
なんとなく「北の国から」を
思い出させる。

笑いの質が似ている気がする。

前にあった
「何か作りましょうか」
「じゃあ冷凍ミカン」

というところとか。

実力の100分の一も
使わずにできます、というようなことを
真顔で力説している姿も
主人公たちのテンションは
ロウで一定していて
それがまたシュールな面白さがある。

あれがあるから苦しい展開も
耐えられるんだよね。

笑いが一切なくて苦しいだけでも
面白いので絶対見ると思うけど。

やき回し使い回しばかりの
最近のテレビで
久々に本当にいい作品。
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