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日常つらつら日記

気の向くまま綴りごと

風の谷のナウシカ 漫画
読んでます。
やっぱりナウシカ怖い。
あと、この漫画を読むと
「臭そうだな…」と思う。

蟲使いは相当ひどい臭いだと作中に出ているし
森の人も無臭ではなさそうだし
巨神兵の腐った臭いはナウシカについているだけでも
周りに顔を歪められているし
墓所の血なんてどんな臭いなのやら。
蟲使いや巨神兵の悪臭に対して
顔一つ歪ませないナウシカは凄いと思うよ。
すごい自制心。

奇襲とか言って攻め込む時も
敵の中に紛れ込む時も
スパイのようにしたくても臭いでバレるでしょ
と思ってしまう。

漫画を見ると、クシャナは良い人。
強いけど女性っぽくてかわいらしい。
部下にもかなり愛されている。

反面、ナウシカが怖い。
墓所の人を倒す理由が、自分にはイマイチ分からない。
読解力がないのかも。

人間が生きられないほど汚染された星を
治す計画を立てて、そこでも生きられる人類を
作り出して、いつか自分達が返り咲こうとしている。

のは悪いことだろうか?

清浄な世界ではナウシカ達は生きられない。
それを黙っているナウシカの方がひどいと思う。

汚れた世界は汚れたままだから
黙っておけばバレないってこと?
清浄な世界になる頃にはみんな生きていないから
黙っておいても構わない?

清浄になりかけた時
人々はバタバタ死んでいくんだろうか。
それとも生物として順応していくのか。
バタバタ死んでいくなら、知りながら
その事実を封印したナウシカの罪は深いと思ってしまう。

全員死ぬなら、人類が戻れるように
設定した墓所の人の選択が正しいような。
その人間がその時代を生きるナウシカ達ではなく
人を浄化のための駒として使い
墓所でなり替わるのを待っていた人達と言うのが
癪に障るけど。
万一ナウシカ達の子孫が順応して生き延びたら
どうするつもりだったんだろう。
手を取るのか、戦争か。
駒としての人類には自滅プログラムも
組まれていたんだろうか。

命への最大の侮蔑だから壊すというのは
神を殺すのと大差ないような気がする。
ちょっと親殺しにも似ている。

最後はもう宗教同士の戦いのよう。
意見を戦わせて、お互いが譲らず
ナウシカは力技で自分達の知らない知能を持つ
人類を消してしまった。
大罪。

まぁ人間生きているだけで罪なので
もう今更一個や二個増えようが大差ないのか。

でも今の世界を作った人も戦争をし続けて
結局どうしようもないくらい世界を壊してしまった
人達だから、
どっちが生き残っても同じようなことにはなるんだと思う。

読み終えた時
「ユパは自己犠牲の塊だな…」と思った。
素晴らしい人だけど、一番辛い目に合っている。
だからこそ沢山の人に尊敬されるような
人なのだけど。
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