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日常つらつら日記

気の向くまま綴りごと

年金格差と戦後、バブル世代
年金は損だから支払わないという人がいるらしいけど
義務なのにどうやって支払わないでいられるんだろう?と疑問だ

年金に格差があるのは判る
自分よりも何倍も元気で快活で健康で金持ちな老人が
羨ましいと思っている

でも今長寿と言われている人は
戦後の人なんだよね

美輪明宏も原爆体験者で
家にいたらいきなり窓の外が明るくなったと
原爆が落ちた日のことを語っていた
外に出ると皮膚が溶けたような人が沢山いて
地獄絵図のようだったと。
水を飲ませてほしいと門をたたいた人も
原爆被害でひどい状態だったそうだ

 アンパンマンのやなせたかしさんは
本人も一兵卒として大陸に上陸しているが
第二次世界大戦、人間魚雷作戦で
弟を失っている
頭がよく、優れた弟さんだったようで
本でよく死を悼んでいた

戦後の闇市と混乱の時代を生きた人
闇市のコメは口にしないと言い、それを実行して
亡くなった政治家だか議員(正しくは裁判官か検事らしい)
がいた時代
 
その少し下の世代もやはり
食べ物がなくてイモのヘタを食べていた時代
その時代を生きた人は雑穀米が嫌いで白米が好きだ
雑穀は戦後の苦しかった食糧難時代を思い出すから
イモばっかり食べてたから、イモが嫌いという人もいる
荷物を大八車に載せて引いたと
その頃の話を話を聞いたことがある

街の景色も、インフラも何もかも違う
戦争から帰ってきた兵士が全員
よくやった、みたいな給金をもらって、それが大金で
「国は自分たちの頑張りを認めてくれたんだ!」と
喜んだら、出兵前と物価が全然違っていて
数か月も持たない金額で
どうやって生きていけばいいんだろう、と
愕然とした話も知っている
 
その後にできた年金制度は義務ではなく
入りたい人だけ加入する方式だった

そういう思いをしてきた人なら
最後に報われるようなことがあっても
それはまぁ、多少はいいんじゃないかな
大変なことも通り抜けてきた人達だから、と思う


イモのヘタ世代までの人は
今はとても金持ちでいい思いをしているけど
第二次世界大戦を経験していたり
土を掘って、イモのツルやらヘタやらを食べて生き抜き
炭鉱で働き
高度成長期を作り上げた人達でもあるので
あまり「今の老人ばっかり得してずるい」とは思わない
思わないと言うより、思えない部分がある

ヨイトマケの歌が
リアルだった世代だから


勿論、昔には昔の辛さがあって
今には今の辛さがあるのだけれど


 
逆に一番いい目を見ているのはバブル世代
これは誰の目にも明らかだろう
 
バブル期の人はすべてにおいていいとこ取りで
本当に羨ましいと思う
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