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日常つらつら日記

気の向くまま綴りごと

最近読んだ本 COLD HEART in TOKYO, in NEWYORK
●COLD HEART in TOKYO、COLD HEART in NEWYORK
木原音瀬著

BLです
凄かった。今でも気分悪い
非常に秋沢に対してムカついてるし、こいつ気持ち悪いし
さっさと死ねと思う

簡単に言うと、宇宙人のように話が通じない身勝手な俳優、秋沢に
主人公の男、楠田正彦が精神的肉体的DVをされて
ストーカーされ、死んだふりして身を隠して海外に
逃げたら追いかけられて、恐れおののく話

秋沢は多分精神の病
だってこういう人知ってるから

自己愛性人格障害と発達障害を併せ持った感じ
自分のことしか考えられなくて、周りの気持ちを察することは無理

浮気して恋人に言った言葉が
「一緒に沖縄来てって言ったのに来なかったのが悪いんだ」
「俺に淋しい思いをさせた正彦が悪いんだ」
淋しいから浮気した、と
バカか!

恋人が寝ている間に犯すのは当たり前
出て行けと言っても出て行かないのも当たり前
別れ話をしたら、植木鉢で頭を殴り
ベッドに縛り付けて犯す
その時の台詞が
「死ななくて良かった。死んだら腐ってくだけだから」

嫌がっている主人公を言葉で追いつめてトイレで抱いた時も
相手は物扱いで、一方的に自分だけ気持ちよくなってスッキリ
(一方が嫌悪感丸出しなのにも気づいておらず
愛し合ったと頭の中ですり替え)
立てなくてへたり込んだ恋人に向かって
「なんかさーレイプされたみたいだね~」と楽しげに言う
挙句の果てに
「エッチな体してる。風俗行っても、きっと売れっ子だね」

これ、恋人への褒め言葉のつもり

本読んでて、これだけ憎いと思った相手いないわ・・・
何もかも人のせいにして、なにかあれば
「××してくれないと帰らないから」と脅す
相手が謝るまで文句を言い続け、周りにどれだけ迷惑かけても
気にしない。堂々巡りで埒が明かず、仕方なく主人公が謝ったら
「しょうがないから許してあげる」
「謝るぐらいなら、最初からあんなことしなきゃいいのに」

憎しみで内臓おかしくなるかと思った

秋沢は仕事で遠くに行ってた時に女と浮気したけど
その言い訳は「あれはマスターベーションだから。愛してるのは正彦」
と言い張る
浮気が許せず別れを言い出したら

自分は二人と浮気したから、そっちも二人とすればいい
と見知らぬ男を二人連れてきて
ガムテで目を髪ごとグルグル巻き(これ痛い!ホント取るの大変)
体を拘束して逃げられないようにした
自分の恋人を目の前でレイプさせる

そして目の前で恋人が犯されてて苦しかった
同じ苦しさを味わったからこれでおあいこだね
とにっこり

いや違うし!まず性別が!
それどころじゃなく全てが違うし!

その前に鈍器で頭殴られてる主人公はホント死にかけ
首も絞められてるし
命からがら助かったけど、入院する事態
死んだフリして逃げるのも当然

その後、主人公は自分に起きた事件が元で
トラウマ発症。男には全く近づけなくなってしまい
仕事に支障が出かねない状態

なのに生きていると知り大好きな恋人に会いに
NYまで行く秋沢
この執着、ホラーでしかない

こんな奴と一時でも恋人同士になった主人公については
トチ狂ったとしか言いようがない
一途なところにほだされたんだろうけど
その一途さは異常だから

NYで二人きりになった時に
トラウマ発動してガタガタ震える主人公を見て
ようやく秋沢は「自分は彼を苦しめたらしい」と気づくけど
ぼんやりと掴んだだけで本質では何も分かってない
自分は好きだから、自分は、自分は。秋沢はこればっかり

「俺は好きなのに、ずっと好きなのに、この気持ちはどうすればいいんだよ」
と泣く秋沢が、マネージャーに言われた一言
「努力して、忘れるんです」
「みんなそうしてますよ。秋沢さんだけが特別なわけじゃない」

あんなことして自分が嫌われてるとはこれっぽっちも
考えてなかった秋沢もすごいが、この返事が妙にリアルだった

最後に主人公が選んだ結論は、自分的には微妙
結局秋沢は最後まで、自分のしたいようにしてると思うし

本当に具合悪くなる話だけど、
途方もない個性がある作品ともいえる
印象深かった
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