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日常つらつら日記

気の向くまま綴りごと

読んだ本
コミックエッセイばかり


●精神科ナースになったわけ

これ取材して描いた話なんですね
コミックエッセイって、本人の実体験しか
私は求めてないです
本人の経験したゆえの臨場感があるからこそ
絵も作りも、なにもかもが下手でも許せる

でも取材して描いたり
普通の漫画みたいに構築して描くのならば
作るのはこの人じゃなくてもいいと思う
描くのはこの人でなければ、という必要性がない

このエッセイの「私」は名前は苗字しかなく年齢も書かれていない
(年齢も結構いってる、という説明のみ)
母親を亡くして3年、OLをしていた女性が看護師を目指し
精神科に入職した、という設定

どんな生まれ、どんな生活、家庭友人恋人、好きなこと
何も書かれていない
とにかく感情が低めでフラット
これもキャラクターの設定
外枠だけ作られた中身が空箱のような人物設定なので
未熟さゆえになにかをやらかすこともなく、
そつがなく最適対応

本人の体験じゃないから、なんというか
他人風味が消えません
臨場感が足らない
だからイマイチぴんと来ない
ストンと心に嵌まらない
紙一枚挟んだみたいで、一味足りない

途中登場人物で自殺する方がいますが、
そりゃあ本気だから気取られないようにしますよ、
としか思わなかった

何が一番嫌って、
作〇〇漫画〇〇みたいになっていなくて
さも本人の体験談のようにごまかして
フィクションが売られていること
これは取材をもとにして作ったフィクションだよね?
人物もみんな作者が作り出した架空のもの

取材なんて普通の漫画家もするんだから
絵や内容に対して激アマな
「コミックエッセイ」という土俵ではなくて
一般漫画と同じとみなしていいんだよね?

一目でわかるように区別して売ってほしい
題材はいいんだけどな
 
おまけ
不調の原因を「だいたい血行」と言った医者は
白衣を着ない、いきなり走る、
重い患者のところに行く前にロックを聴く、など
実在していそうな感じがした
(「次、暗いとこ行くからー」と
患者からしてみればやや失礼な言い方が逆にリアル)

取材した相手の中に、このキャラの元になった人がいるんじゃないかな
森田という医者の名前は森田療法から取ったんだろうけど
(していることが森田療法っぽい)
その医者の対談本があれば、読んでみたい


 
●これで英語ができるようになりました

兵頭ゆき著
コミックエッセイで、漫画は別の人が描いている
全部ミリペンで描いてるのかな?と思うようなタッチの絵ですが
嫌いじゃないです
あっけらかんとした感じが
意外と兵頭さんとイメージが合っている

作画が別の人と最初から書かれているから
騙された感がないのと、
なんとなくだけど
作画の方から兵頭さんへの好意的な雰囲気を
感じるからかも

ただ、「アメリカ人って何人?」と書かれているように
生粋のアメリカ人がいないね
出てくる人が
~系アメリカ人で、みんな移民

~系って、国籍を取っただけの人、のイメージ
猫ひろしが日本人なのにオリンピック出場したいからと
どこかの国の国籍を取ったみたいに
自分の利益のために他国を都合よく利用する人、のイメージが強い

アメリカ人が日本の国籍を取ったら
アメリカ系日本人になるけど
日本の血は一滴も入ってないよね

そういう人は「国籍変更したアメリカ人」であって
私には日本人には思えない
だって体に流れる血が違う
骨格も一般常識も考え方も臓器も、
農耕民族なのか狩猟民族なのかも
なにもかもが違う

本に出てくる人は~系なので、実際は
アメリカ国籍を取得して住み着いた
フィリピン人
フランス人
イタリア人
ブラジル人
パキスタン人

本当のアメリカ人には会ってないんだね、と思った
先祖代々完璧にアメリカですって人は
いないのかな?

本ではアメリカは常に前向き
子供に優しい!懐広い!愛情深い!最高!
ばかりが書かれているけど
個人的にアメリカは差別大国のイメージ

イエローなんて言われて見下されることは
当然のごとくある
イエローキャブ(日本人女は男なら誰でも乗せる尻軽)
なんて、こちらを馬鹿にする言葉を
堂々と口にしていたぐらいだ
黄色人種は、人種的に使用人レベル
アメリカでは差別されて当たり前、が
一昔前のイメージだった

黒人差別問題もいまだ解決してないように見える
ものすごく根深い
ゲイが許せないゆえの殺人事件なども
昔はアメリカが特に多かったイメージ

多様な民族がいたからこそ
差別が当たり前で
差別が日常化しているからこその
差別禁止のルールを多発させて
無理やり暴動を抑え込んでいる印象だ

兵頭さんが前向きでいいところしか見ないのと
金持ちが沢山いる安全な街に住んでいた
んだろうということが
(近所の旦那さんが弁護士とか、デザイナーとか)
結構関係していると思う

アメリカ素晴らしい!ばかりで綺麗に書きすぎ
騙される人が出そうで心配

褒めて育てる
話をちゃんと聞く
父親もがっつり子育て参加
子育て部分については参考になる
が、アメリカのすべての家庭がこうなっているのかは
すごく怪しい


 
●なぜこれでキレイになれるの?

美容系の、なんか、普通の本
「日ペンの美子ちゃん」を思い出した
(大昔少女雑誌の裏表紙に書かれていた
ペン字の通販をオススメする説明漫画)
必要事項を絵もプラスして描きましたよ、というだけで
良くも悪くもない



●猫力 ねこりょく

うつな僕を救ってくれた猫、とサブタイトル付き
この本も、原作と漫画が違う人
そしてこれ、申し訳ないが読めません
全然進まない
なんか、とてつもなく読み進めるのが辛い
なぜだろう

絵が細やかで、多分書き慣れてはいるみたいだけど
クセの強い絵でやや読者を選ぶ感じ
キャラがみんなかわいく思えないからかな

子供の頃に見させられた
文部省推薦映画みたいなイメージで
興味をそそられない

漫画になったことで読むハードルが上がるのは珍しい

原作の人が、文章と写真で
作ってくれた方が
自分には読みやすかった気がする



ここ数年あんまりにも本が読めなくなっているから
漫画ならいけるかな、と思ったけど
漫画も厳しくなっている気がする



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