●幸せではないが、もういい
タイトルに一目惚れ
「ベルリン、天使の詩」のドイツ人脚本家が書いた本
原題は「これ以上ないくらい不幸せ」らしいが
これ以上ないくらい幸せ!という時に使う
本来幸せ以外にはくっつけない単語が
不幸せという言葉の前にくっついてるらしい
これをこのタイトルに訳した翻訳家のセンスは素晴らしいと思う
的確!
内容は自殺した母の人生を客観的な視点で綴っていくもの
母親の惚れた相手が不倫でナチス(表向きは貯蓄銀行のサラリーマン
裏ではナチスの会計)だったり
都会では男と遊び青春を謳歌し仕事をしてと
バブル期日本のキャリアウーマンと大差ない状態だった母が
結婚して田舎に行ったら
田舎では女が感情を出す=はしたない
という理論で、喜ぶことすら恥ずかしがらなければ
おかしな女使いされて苦しめられたりと
時代色が濃くて面白い
この本なぜ読みたくなったかというと
タイトルに惹かれたのが一番だけど
読んだ人の感想のほとんどが
「で、何が言いたいの?」と言っていたから
結局何だったんだ、という感想が
ことのほか多い
なるべく私情を交えないように
客観的に母親の人生を捉え
一人の女の軌跡を追うことで
自分の心に整理をつけようとして
結局それができていない男の苦悩
というのが
文のどこにも書かれていないのに
滲み出ているのがとても面白い
ナチス時代、男のゲイの蔑称は175
同性愛の行為を禁止したプロシャ法典の175条に由来していて
この人の母の交際相手の男が
ゲイに間違われるのを極端に嫌っていて
周りに妻子アピールをしていたというのが印象深い
ゲイも当時からいたんだろうけど
確かにナチス内でゲイだとばれたら
大変そうな気がする
でも仲間いっぱいいそう
あの団体に女っていたっけ?
男ばっかりな気がする
タイトルに一目惚れ
「ベルリン、天使の詩」のドイツ人脚本家が書いた本
原題は「これ以上ないくらい不幸せ」らしいが
これ以上ないくらい幸せ!という時に使う
本来幸せ以外にはくっつけない単語が
不幸せという言葉の前にくっついてるらしい
これをこのタイトルに訳した翻訳家のセンスは素晴らしいと思う
的確!
内容は自殺した母の人生を客観的な視点で綴っていくもの
母親の惚れた相手が不倫でナチス(表向きは貯蓄銀行のサラリーマン
裏ではナチスの会計)だったり
都会では男と遊び青春を謳歌し仕事をしてと
バブル期日本のキャリアウーマンと大差ない状態だった母が
結婚して田舎に行ったら
田舎では女が感情を出す=はしたない
という理論で、喜ぶことすら恥ずかしがらなければ
おかしな女使いされて苦しめられたりと
時代色が濃くて面白い
この本なぜ読みたくなったかというと
タイトルに惹かれたのが一番だけど
読んだ人の感想のほとんどが
「で、何が言いたいの?」と言っていたから
結局何だったんだ、という感想が
ことのほか多い
なるべく私情を交えないように
客観的に母親の人生を捉え
一人の女の軌跡を追うことで
自分の心に整理をつけようとして
結局それができていない男の苦悩
というのが
文のどこにも書かれていないのに
滲み出ているのがとても面白い
ナチス時代、男のゲイの蔑称は175
同性愛の行為を禁止したプロシャ法典の175条に由来していて
この人の母の交際相手の男が
ゲイに間違われるのを極端に嫌っていて
周りに妻子アピールをしていたというのが印象深い
ゲイも当時からいたんだろうけど
確かにナチス内でゲイだとばれたら
大変そうな気がする
でも仲間いっぱいいそう
あの団体に女っていたっけ?
男ばっかりな気がする

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