●百鬼夜行抄8
・雲間の月
遠縁の女性(葉子)のところに茶飲みに来ている律ママ・絹
7年後、親族の17回忌で再会
子供を家で暫く引き取ることになるが…という話だけど
これ、物凄く話が入り組んでる
夫婦(葉子、晃一)の夫の方に愛人がいて
その子供が7年前の時点で6歳
妻は子供ができず、夫は弟(夫の実弟・誠)とドライブ
二人とも行方不明になる
誠が葉子を好きなのは絹でさえ知ってる状態
失踪から7年経ち、法的に夫は死亡扱いできる時期に
「死んだら7年間自分の命日に雨を降らせる」
「7年目に形見の品を置いていく」という冗談を
葉子は信じて待ち続ける
それまで6年間雨だったのは分かるけど、
その台詞を言ったのが弟の誠なんだよね…
だから葉子は誠が好きなんだな、と思わせつつ
(二人が付き合っているように見える描写もある)
彼女が待っていたのは夫の晃一
弟は彼女のことが好きだったけど
浮気しがらも兄も彼女のことが好きで
弟と一緒になられるのは辛くて
一緒になるのは
7年待ってからにしてくれと頼まれていた
自分の余命短いのを知っていた兄は親のために死より
行方不明の方が良い(なんでだ)と
途中で弟を車から下し、自ら山の中へ行き死亡
弟は兄の切ない思いに共感して、兄の死体を探しつつ
葉子の前には長年顔を出せず
妻は浮気した夫でも愛していたから
浮気相手の子を引き取り育てていた、と
どうしよう。何度読んでも頭に入らない!
書いたら分かるかと思ったけど自分には難しい
・うす紅色の女
弟を探す妖怪犬のマルの回
これは結構好き
晶のいる研究室によく行く律。本を貸してくれた明石先輩を
好きな女子高生が大学に潜り込み、律に話しかける
その子は明石がバイトとして通っている家の娘で
その女の子は家の中に和服を着た女性を見かける
明石のバイトは和服の女性肖像画の顔をそこに住む
老女(女子高生の祖母)の
若い頃に書き換えることで、娘が見た女性の着物は
その肖像画と同じ
バイト中に祖母が入るな、あの部屋に入るなと言っていた部屋に
幽霊らしき着物の女が向かい、部屋の中に消える
一方で律は妖怪犬マルと知り合い、トメという弟探しに
若干関わりを持つ羽目に
トメというのは、留子というその家の祖母で
肖像画の着物は元々祖母の物。でも夫が浮気して
浮気女にあげてしまい、浮気女の肖像画まで作っていた
昔家に浮気女が乗り込んできた際に
祖母は女を事故で殺してしまい、裏に住んでいた優しい男は
床下に死体を埋めるのを手伝い、家出して戻らない
夫の代わりに、ずっと夫を演じていた
浮気女の娘がやってきて少し前に父親が死んだこと
母親がこの家から帰ってこなかったことを責めるが
人間に化けたマルによって助け出される
祖母が目が見えなくなってる(それを家族にも黙ってた)
ことがかなりの伏線
これは分かりやすい部類の話だと思うけど
それでも非常に複雑
覚書のために内容少し書いてるけど
凄さは読まないと絶対分からない
木に繋がれて置いていかれてそのまま死んだだろう
マルが「弟を守らねば!」と一途なのがいとおしい
人間のせいで君は命を落としたのにな…
すまんな、ホント
・魔の咲く樹
右目眼帯の律が妖怪のおじちゃん扱いです…
岩崎に呪いをかけられて、その呪いを解くために
岩崎を探している
でも律に見える岩崎は実体がない
岩城が昔住んでたおばけ桜のある家の話と
岩崎探しが絡み合って
おばけ桜の下から、岩崎の使った呪具が見つかり
律は1年ぶりに呪いが解けた、と
でも律にくっついてる妖怪を引き離してくれたのは
近所に住むおばけ桜の全貌を知ってたおばあちゃんなんだよね
巫女のなれの果てと律は言ったけど、すごいよおばあちゃん!
大豆パワーすごい
(おばあちゃんは大豆を律に投げつけて妖怪を追い払った)
呪いが取れると、呪具は返してくれるらしい
今回、土の中からボコッと返されてた
岩崎はおばけ桜を調べてるうちに食われて
死んだ設定でした。岩崎よ…
この話だけで10年くらい経ってる
小さな女の子が立派な女性になってるから
「飯島君が電話をくれた」と女の子の父親が言ってるけど
この電話は30歳すぎの律からなんだね
どんなふうになってるんだろう
ちょっと出会った一家のために毎年電話するなんて
律儀だなぁ
・狐の嫁入り
これ、ドラマにもなってた
律が街で助けたおばあちゃんが妖怪で
余計なことをするなと怒られつつも
実は昔おじいちゃんと一緒に遊びに行っていた
キツネの一家の関係者で
昔律と遊んだことのあるキツネの青年が
司を律と思い違いをして、見合いを申込み
婚礼ダンスの中に閉じ込められた妖怪を律が知って
キツネ青年がその兄、助けたおばあちゃん妖怪が
その母であったりと
相変わらずすごく入り組んでる
もう一つ妖怪に「金の盃を返せ」と迫られている
慌てふためく一家の面倒を律が見る羽目に
最後は、人間に嫁入り道具を盗まれて
縁談が破談になった妖怪と
キツネ青年とで縁談が決まってハッピーエンド
・雲間の月
遠縁の女性(葉子)のところに茶飲みに来ている律ママ・絹
7年後、親族の17回忌で再会
子供を家で暫く引き取ることになるが…という話だけど
これ、物凄く話が入り組んでる
夫婦(葉子、晃一)の夫の方に愛人がいて
その子供が7年前の時点で6歳
妻は子供ができず、夫は弟(夫の実弟・誠)とドライブ
二人とも行方不明になる
誠が葉子を好きなのは絹でさえ知ってる状態
失踪から7年経ち、法的に夫は死亡扱いできる時期に
「死んだら7年間自分の命日に雨を降らせる」
「7年目に形見の品を置いていく」という冗談を
葉子は信じて待ち続ける
それまで6年間雨だったのは分かるけど、
その台詞を言ったのが弟の誠なんだよね…
だから葉子は誠が好きなんだな、と思わせつつ
(二人が付き合っているように見える描写もある)
彼女が待っていたのは夫の晃一
弟は彼女のことが好きだったけど
浮気しがらも兄も彼女のことが好きで
弟と一緒になられるのは辛くて
一緒になるのは
7年待ってからにしてくれと頼まれていた
自分の余命短いのを知っていた兄は親のために死より
行方不明の方が良い(なんでだ)と
途中で弟を車から下し、自ら山の中へ行き死亡
弟は兄の切ない思いに共感して、兄の死体を探しつつ
葉子の前には長年顔を出せず
妻は浮気した夫でも愛していたから
浮気相手の子を引き取り育てていた、と
どうしよう。何度読んでも頭に入らない!
書いたら分かるかと思ったけど自分には難しい
・うす紅色の女
弟を探す妖怪犬のマルの回
これは結構好き
晶のいる研究室によく行く律。本を貸してくれた明石先輩を
好きな女子高生が大学に潜り込み、律に話しかける
その子は明石がバイトとして通っている家の娘で
その女の子は家の中に和服を着た女性を見かける
明石のバイトは和服の女性肖像画の顔をそこに住む
老女(女子高生の祖母)の
若い頃に書き換えることで、娘が見た女性の着物は
その肖像画と同じ
バイト中に祖母が入るな、あの部屋に入るなと言っていた部屋に
幽霊らしき着物の女が向かい、部屋の中に消える
一方で律は妖怪犬マルと知り合い、トメという弟探しに
若干関わりを持つ羽目に
トメというのは、留子というその家の祖母で
肖像画の着物は元々祖母の物。でも夫が浮気して
浮気女にあげてしまい、浮気女の肖像画まで作っていた
昔家に浮気女が乗り込んできた際に
祖母は女を事故で殺してしまい、裏に住んでいた優しい男は
床下に死体を埋めるのを手伝い、家出して戻らない
夫の代わりに、ずっと夫を演じていた
浮気女の娘がやってきて少し前に父親が死んだこと
母親がこの家から帰ってこなかったことを責めるが
人間に化けたマルによって助け出される
祖母が目が見えなくなってる(それを家族にも黙ってた)
ことがかなりの伏線
これは分かりやすい部類の話だと思うけど
それでも非常に複雑
覚書のために内容少し書いてるけど
凄さは読まないと絶対分からない
木に繋がれて置いていかれてそのまま死んだだろう
マルが「弟を守らねば!」と一途なのがいとおしい
人間のせいで君は命を落としたのにな…
すまんな、ホント
・魔の咲く樹
右目眼帯の律が妖怪のおじちゃん扱いです…
岩崎に呪いをかけられて、その呪いを解くために
岩崎を探している
でも律に見える岩崎は実体がない
岩城が昔住んでたおばけ桜のある家の話と
岩崎探しが絡み合って
おばけ桜の下から、岩崎の使った呪具が見つかり
律は1年ぶりに呪いが解けた、と
でも律にくっついてる妖怪を引き離してくれたのは
近所に住むおばけ桜の全貌を知ってたおばあちゃんなんだよね
巫女のなれの果てと律は言ったけど、すごいよおばあちゃん!
大豆パワーすごい
(おばあちゃんは大豆を律に投げつけて妖怪を追い払った)
呪いが取れると、呪具は返してくれるらしい
今回、土の中からボコッと返されてた
岩崎はおばけ桜を調べてるうちに食われて
死んだ設定でした。岩崎よ…
この話だけで10年くらい経ってる
小さな女の子が立派な女性になってるから
「飯島君が電話をくれた」と女の子の父親が言ってるけど
この電話は30歳すぎの律からなんだね
どんなふうになってるんだろう
ちょっと出会った一家のために毎年電話するなんて
律儀だなぁ
・狐の嫁入り
これ、ドラマにもなってた
律が街で助けたおばあちゃんが妖怪で
余計なことをするなと怒られつつも
実は昔おじいちゃんと一緒に遊びに行っていた
キツネの一家の関係者で
昔律と遊んだことのあるキツネの青年が
司を律と思い違いをして、見合いを申込み
婚礼ダンスの中に閉じ込められた妖怪を律が知って
キツネ青年がその兄、助けたおばあちゃん妖怪が
その母であったりと
相変わらずすごく入り組んでる
もう一つ妖怪に「金の盃を返せ」と迫られている
慌てふためく一家の面倒を律が見る羽目に
最後は、人間に嫁入り道具を盗まれて
縁談が破談になった妖怪と
キツネ青年とで縁談が決まってハッピーエンド

にほんブログ村
PR
コメント