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日常つらつら日記

気の向くまま綴りごと

最近読んだ本 百鬼夜行抄9
●百鬼夜行抄9

・笑う盃
おばあちゃんに昔恋をしていた男が死亡して
なぜか律達が行っている妖怪の宴会に紛れ込む
本当は男はすんなり家に戻るはずが
司を見てしまい、何かを思い出して追いかける
それが昔好きだった八重子(おばあちゃん)で
司を八重子だと思い昔の恋をやり直そうとするのを
可愛がっていた猫のユキに止められて、あの世へ
律は結界作ったのに妖怪を招き入れられたり
踏まれたりと踏んだり蹴ったり

・秋しぐれ
幽霊屋敷に雨宿り
幽霊屋敷で怪しい親戚に命を狙われて
怯えている女の子は実は幽霊でした
律が全員もう死んでることを伝えたら怒られてた
でも最後は大事な人形と一緒に女の子も成仏

・返礼
律が右目に呪いを受けた話
一年後治ったところからスタートして
その始まりを辿っている
晶の研究室で怪しい呪具や化石を売る岩崎と出会い
やっと律にも友達ができたと思ったら
岩崎の兄を助けるために、律の生命力を吸い上げる呪い
「返礼」をかけるために律に近づいただけだった
かわいそうな律…

でも律はそれほど岩崎を憎んでないんだよね
むしろどこか同情してるような…
呪いを溶いてほしければ呪具を取り返しに来いと
旅に出る岩崎。追いかけることを決める律
関係ないけど寝込む律を力づける司の姿が好き
この二人お似合い。付き合ってくれればいいのにと
この時は真剣に思った

・花貝の死者
フルートを吹く娘を海で亡くしてしまった母親は
海で笛を拾い、その笛の持ち主の妖怪「ちぬの君」の
ところに招待される
律はその女性を救おうと、一行の落とし物である廿楽の中に
潜り込む。と、宴会にはなぜか尾白、尾黒がいて…という話

宴会の席でちぬの君に拾われた娘と再会
娘はフルートの芸を見せて地上に戻れることになるが
落としたフルートを拾うために海の底へ
娘のフルートの中から出てくる桜貝に母親、涙
娘よ、なぜ海に戻った…

・隣人を見るなかれ
浄おじさんの33回忌。開さん現世に戻るの巻
開の回想と現在の律の姿が似すぎていて
最初どっちの話なのかわからなかった
このつくりは勿論わざと

現実世界では、開の息子の浄から手紙がくる
一方26年前の若かりし開は、友達に
身内の祭りに来てくれと頼まれて
田舎に行く。鬼の面をつけた身の回りの
世話をする女達に世話されつつ、開は
「マレビトのもてなし」を手伝うことになるが
手伝いと言っても留守番。しかしマレビトのおもてなしを
すると言う若い女性を守るために神を追い返してしまう

結局開は本来マレビトに食べられなければいけなかった
わけで、代わりに欲をかいた友達が妖怪に食われ
開はずっと異界にいる羽目に
でも本人的に時間は経っておらず、逃げ出したら
家の裏庭。集まっていた親族全員に柵の向こう側に
引っ張り出されたら、一気に26歳老けた
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