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日常つらつら日記

気の向くまま綴りごと

最近読んだ本 ファラオの墓 秘密

●ファラオの墓

全巻一気に読んだ
劇的だなぁ
ああ、そうそう。こういう描き方だよね
と思い出した

竹宮恵子は個人的に
「私を月まで連れてって」が印象深い
「イズァローン伝説」の時も思ったけど
普通のシーンでもなぜか色っぽい絵
手?目?りかちゃん人形っぽい指?
どれに対して色っぽいと感じるのかは分からないけど
色気ガッツリ

この色っぽさは萩尾望都と松本零士に通じていると思う
松本零士の描く女性の色っぽさは、なんだかすごい
この間ちょこっと読んだけど、オシャレだなーとしみじみした
(読んだのはセクサロイド。国を揺るがすほどの秘密計画の名前が
「ミクダリハン」(三行半)って、すごいセンス! かわいい)


●秘密

雑誌掲載時に読んでた
でも内容はぼんやりとしか覚えてない
あんまり好きじゃなかった
で、本で読んでみたけど
やっぱり好きじゃない
自分はこの作家の描く、障害者っぽい人間が
ダメみたい
思えば医者三部作の時の自閉症児もダメだった
攻がね、好きになれない

木原作品には物事に執着したり
吃音になったりする人が多くいる
身勝手な性格悪い人も
性格悪い人なんて「ああ、いるいる!」と思いながらも
むしろ読んでると面白いし、執着もやり過ぎだなーと
思うけど気持ちは分かることが多い
(自分を好いてもいない相手にハマって可哀想には思うが)

なぜこの主人公がこんなにも苦手なのが、自分でも不明
何が悪いわけでもない。
この主人公も悪くない、むしろいい人だけど、
自分は許容できなかった

弟と家族の話が印象深い
この父親と母親だと、母親の方がクズ
家族みんなクズだけど
現実によくある家庭を見事に描いている
こういうクズを描くのが上手い
もっと書いて!と思う


と言うか、この作品
何度読んでも印象が読んでる端から消えてくんだよね
頭に残らない
印象的な内容を書くことが多い作者なのに
この話も印象的なはずなのに
次々記憶が消えていくのが不思議

雑誌掲載時もしっかり読んだのに
頭に残ってたのは
「冷蔵庫を海に捨てようとした」
だけだった



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