"本"カテゴリーの記事一覧
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●Lotus 木原音瀬短編 yomyom2014年秋号
これも医者の話
医者と、纏足のおばあちゃんの話
おばあちゃんの死んだ夫が足マニアで
纏足になるよう足を縛られて暮らしていた
無理やり小さくゆがめられて
醜く歪んだ足の描写が、最初かなり気持ち悪い
糖尿で指先がもげて落ちて、切り落とさないとダメなぐらい
ぐずぐずになっている
足フェチ医者の寺沢は、最初嫌悪感でいっぱいで
気持ち悪いと思いながら「まるで豚の足」と評価を下し
医者だから仕方なく患者であるおばあちゃんを処置。
しかし医者として
関わっているうちに、怖いもの見たさで見たくなり
グロテスクな形への奇妙な好奇心が
次第に妙な興奮に変わっていく
まぁ元来足フェチだから・・・
っていうか、最初に触診されて感じたのが
63歳のおばあちゃんの方だから。
でも今の63歳はもっと若いよなぁ
読んでると80歳ぐらいの気がする
おばあちゃんが感じたのは
医者だった彼女の夫が
プレイにその足を使っていたからで
もう性感帯になっていたせいであり
それはもう仕方ない
そしてそれにはまっていく寺沢
最初は、声を出したおばあちゃんに
”なんだその声”って思ってのに
最後には
奇形の足を診察しながらも性的興奮を覚えていたのを
おばあちゃんに見破られていて
「先生、私の足をお好きでしょう」
「夫の目と同じ」
とか言われてしまうショックときたら、もう。
最後おばあちゃんは足を切り落とすことになり
妙に晴れ晴れと「何だか清々したわ」と言う
寺沢が「秘された花のよう」と形容した足は
おばあちゃんにとっては夫の念がこもった重石だったんだろうな
まぁ呪いだよね
そして何らかの体のフェチがある人には
医者はいい仕事かもしれないね
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●罪と罰 木原音瀬 小説現代2014年10月号
「首にカラーを巻いた松雪」と文に書かれているのに
挿絵は首にカラーを巻いてない
「たえ」という挿画家は、なにをやってるんだ・・・
機能してない編集にもムカつく
こういうミスは編集で止めるものだろう
編集は、作家も読者も、大事にしてないと感じる
良くあるミスなのは分かるけど、
見てしまった時はちょっと残念だった
優しく大人しそうな大学生・松雪が、故意で階段を突き落とされて
全身麻痺に。整形外科医の棚田は、素直で真面目な彼が
そんな事件にあったのを不憫に思う。
松雪に好印象を持ち、せっせと患者の為に尽くす棚田
その甲斐あって、奇跡的に回復
が、松雪が言った言葉が嘘だったことが次第にばれてくる
松雪の元カノが殺されていて、警察は松雪に目をつける
その間も罪悪感ゼロで次々と嘘を重ねていく松雪の
可愛い笑顔が、殺人犯だとわかることで、狂気に見えてくる
最後、病院内での殺人を記録していた彼のスマホを盗み見た棚田が
それを握ったままどうするのかと思ったら、警察に直行していた
あ、そうか
と思った
盗んだスマホ、返さないととダメだよなって思ってたから
盗み働いたまま警察へは、個人的に盲点
この話、医者の話なんだけど
知らない言葉が沢山出てきた
前にこの作者が医者三部作書いた頃に、本職じゃないと
書けない表記があったらしく、
この人の職業は看護師だという話を見たが事実だと思う
医療系、看護師の小説家結構多いね
BLだと小林典雅が看護師
小説家では、海藤尊、森鴎外、北杜夫、渡辺淳一、久坂部羊
アーサー・コナン・ドイルが医者
手塚治虫も医師免許あり
忙しい仕事なのに、よくハイスピードで書けるなぁ
サクサクこなす人は、なんでもサクサクこなすんだろう
この話、読んでたら体が痛くなった
骨系の話は弱いんだよね
記事見るだけでも血が引いて、体が痛くなって見ていられない
だから骨の接続部分は体がおかしくなってくるので流し読みした
映画見ていて主人公が傷ついているのと同じ部分が
痛くなる感応型には、この話の前半部分は
ちょっと痛いのでお勧めしない
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●悪文
やっぱり読めなかった
半分ぐらいで挫折
●意味順英語学習法
同じ作者の前の本と内容はほぼ一緒のはず
こっちのほうがカラフルで見やすい
・・・のに、こっちの方が難しかった
四分の一で挫折
●リバーズエンド
再読。しつこく読んでいて気付いたが
借金持ちは生活保護を受けられないんじゃないだろうか
主人公の父親が借金持ちで生活保護を受けているような
描写が一行あった気がして、あれ?と思ってる最中
今探してもその文字が見つからない
生活保護を受けていたらもっと楽で余裕ある生活になる
ので、受けていないはず
父親を入院させていたら
アホみたいに金がかかるだろうなーとは思う
そりゃ借金もかさむわ
↓
やっぱり生活保護受給の一文があった
生活保護は医療費無料だから、生活は一気に楽になる
働いても貰える分とは相殺になるし、まず借金があると
受けられないし、
パチンコ風俗狂いになれるほど生活は豊かになるし
家賃も生活費とは別にもらえるし
扶養がいれば更に貰える金額はアップするので
この家族状態なら20万くらいもらえるんじゃないか?
普通に働くより多くもらえるって問題になってるし
生活保護なのに子供を私大に通わせてる奴もいる
この一文があるだけで内容が全部崩れる
一文の怖さを思い知った
●期限切れの初恋
再読。攻が受に対して
付き合いが終わってないのに女と付き合ってるなんて
浮気したんだと責めているが、
お前が「お前とは無理だわ」って別れを告げとるやんけー!
さらっと人のせいにするなよ!ということに気づき
怒り倍増
木原作品は片方が去ろうとすると
怒涛の巻き返しを図ろうとする人が多い
この攻は、嫌だと相手が言っても自分がやりたかったらやり
相手がその気になっていても、自分が嫌なら
適当に相手を非難したりして逃げおおせるのを
繰り返していて、素で自分本位
気持ちはわかる。分かるがお前・・・とモヤモヤする
妊娠してるくせに攻にチラチラ粉かけてる元彼女と
本当にお似合い。
今からでもいいからその女の方に行けよ、と思ってしまう
最後、受を好きになったような描写があるが
それ気のせいだよ。周りに友達が集まれば
どうせまたすぐ気が変わるんだろ、と
ヨカッタネーと思いながらも頭の片隅で思っている自分がいる
まぁ人間誰しも自分本位で残酷で身勝手だよなー
●英語耳ドリル
英語耳より先にドリルをやろうとした自分を反省
発音が全く分からない
●英語できるかな
小学生みたいな雑な絵で
あまり好みじゃないけど万人向け
ギャグでももう少し絵をマシにしてほしい
するする読めるが
帰国子女の夫とできる女の話なので
参考にならず
●街の灯ひとつ
なんか読めない
タイミングが違うらしい
時期を改めることにする
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●ホーダー 捨てられない、片づけられない病
黄色い本
海外の本は一面黄色いのが好きだよねー
こういう装丁よく見る
色あせて真っ白になっちゃうのにな
海外版ゴミ屋敷のメンタル事情の本
ゴミの中に埋もれて死んだ兄弟の名前がついた公園に対して
彼らの名前つけても、迷惑かけてただけで
何の意味があるのか、という意見に対して
「反面教師だ」という市のご返答
そしてゴミダメの中で死んだ年配兄弟の名前の公園が出来上がった
なんか変
でも突っ込まない
捨てたいのに捨てられない苦悩の人が沢山
捨てる気もない人も沢山
捨てたら自分が消えてしまう人も沢山
●FLESH&BLOOD24
アルマダ海戦真っ最中
今回あまり面白くなかった
人物が多くてゴタゴタしてたからかなー
卑怯者にいい人が振り回される話だったからかな
中間管理職の辛い立場が書いてある
トップにいるおバカ貴族に対して、こんにゃろうと思いつつも
おべっか使っておだて上げないと拗ねられるので、
それを頑張るスペイン勢の苦労が妙にリアル
味方に足を引っ張られるのはきついな
●「意味順」英語学習法
この作者のもう一つの本と内容同じ
二色使って見やすくしてある
内容は基本丸被り
しかしなぜか前の本より難しく感じる
●悪文
なぜか読み進められない
かなり辛い
なぜだろう
●牛泥棒
●呪詛抜きダイエット
再読
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●<意味順>英作文のすすめ
気持ちは伝わった
だれが→なにする→だれなに→どこ→いつ
基本この順らしいので、まずこれを暗記せねば
●英語は「やさしく、たくさん」
英語は簡単な基礎をしっかりやらないとダメだよーという話
発音、簡単な語順をしっかりしようね
大は小を兼ねるにはならないから!
と書いてある
英語を日本語で考えてはいけないそうだ
英語は英語で考えるんだって
それができないのは、インプットが足らないかららしい
ひえー
●「物語」の組み立て方入門5つのテンプレート
気持ちは伝わった
読むとなにか書けそうな気はする
気だけ
読みやすくていい本
これを読むと、どんな話も基本的に
出会う→障害→解決→エンド なんだな、と思う
これスゴイ簡単そうに書いてるけど、実際やるとしたら
難しいんだろうな
●オルフェウスの窓
なんか読んでると辛い
次から次に人が死んでいって、結局なんなの・・・という
気持ちになってしまう
ロシア革命、脱獄の話になると話についていけない
作者は「ベルばらは日本人の感性と感覚で描いてた
この話はロシアの感覚を調べて描いた」というようなことを
言っていたが、そのせいだろうか。読みにくい
ロシア人の考え方の基礎が自分には分からないのかも。
正直、革命に躍起になる気持ちもイマイチ分からない
だからどうしても革命に焦点を当てられると
他人事っぽく感じてしまうと言うか・・・
シベリア流刑の悲惨さもイマイチ伝わらず
(イメージ的にはぼんやり分かるんだけど
仲間がいて、殺されることはなくて、
意外とこれはこれでアリなのか?と思ったり)
人も沢山出すぎていて自分の頭では覚えるのがついていけなかった
途中でパラ見になってしまい、全体を読んだが
読んでない部分もある
似たような苦しみばかり出てくるから
読んでて疲れてきてしまった
男装の麗人だった主人公は、
前半かっこよかったが、後半では
胸のない甘えたがりの女の子になってて
個人的には微妙
壮大で凄い話だとは思う
ただ、理解するまでに自分の場合は数回読まないとダメそう
なので、もう数回読む
漫画っぽくて内容が理解しやすいのは第一部
恋愛も第一部がいい。ベルばらっぽい
誰もかれもが殺人をして、ガンガン人が死んでいく
二部は主人公ユリウスの友達である、イザークの話
なぜこいつを妻に選んだ、という気がしなくもない
選択をイチイチ間違えてそうなイザーク
三部がロシア革命。ユリウス役立たずの恋する女の子状態
ユリウスはページの半分くらいを記憶喪失中
四部がユリウスの殺人の後始末の話
生き延びて祖国に戻ってきたユリウスはほぼ死人状態で、
虚ろな目でうろうろしては怯えるだけ
面白いとは思うんだけど、三から難しく感じる
これは作者の最後の少女漫画だそうで。
これ、ほんとに少女漫画か?
と思わなくもない
枠的に少女漫画っぽくない。大河ものだから?
でも昔の少女漫画は確かになんというか
華々しい、革命だの、大事件だの、壮大すぎる
問題がしょっちゅう起きてた気がする
全てにおいて劇的なんだよね
最初の殺人だらけの恋愛話が一番楽しかったな
この本文庫だと9巻、愛蔵版だと全4巻
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●ファラオの墓
全巻一気に読んだ
劇的だなぁ
ああ、そうそう。こういう描き方だよね
と思い出した
竹宮恵子は個人的に
「私を月まで連れてって」が印象深い
「イズァローン伝説」の時も思ったけど
普通のシーンでもなぜか色っぽい絵
手?目?りかちゃん人形っぽい指?
どれに対して色っぽいと感じるのかは分からないけど
色気ガッツリ
この色っぽさは萩尾望都と松本零士に通じていると思う
松本零士の描く女性の色っぽさは、なんだかすごい
この間ちょこっと読んだけど、オシャレだなーとしみじみした
(読んだのはセクサロイド。国を揺るがすほどの秘密計画の名前が
「ミクダリハン」(三行半)って、すごいセンス! かわいい)
●秘密
雑誌掲載時に読んでた
でも内容はぼんやりとしか覚えてない
あんまり好きじゃなかった
で、本で読んでみたけど
やっぱり好きじゃない
自分はこの作家の描く、障害者っぽい人間が
ダメみたい
思えば医者三部作の時の自閉症児もダメだった
攻がね、好きになれない
木原作品には物事に執着したり
吃音になったりする人が多くいる
身勝手な性格悪い人も
性格悪い人なんて「ああ、いるいる!」と思いながらも
むしろ読んでると面白いし、執着もやり過ぎだなーと
思うけど気持ちは分かることが多い
(自分を好いてもいない相手にハマって可哀想には思うが)
なぜこの主人公がこんなにも苦手なのが、自分でも不明
何が悪いわけでもない。
この主人公も悪くない、むしろいい人だけど、
自分は許容できなかった
弟と家族の話が印象深い
この父親と母親だと、母親の方がクズ
家族みんなクズだけど
現実によくある家庭を見事に描いている
こういうクズを描くのが上手い
もっと書いて!と思う
と言うか、この作品
何度読んでも印象が読んでる端から消えてくんだよね
頭に残らない
印象的な内容を書くことが多い作者なのに
この話も印象的なはずなのに
次々記憶が消えていくのが不思議
雑誌掲載時もしっかり読んだのに
頭に残ってたのは
「冷蔵庫を海に捨てようとした」
だけだった
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●服を買うなら捨てなさい
かなり人気の本らしく
どんなもんなんだと思って読んだら
至ってフツーのことで
今まで読んだ本と何も変わりがなく拍子抜け
アイテムを間違えると
「オシャレな人」ではなく
「オシャレが好きな人」になってしまうとか
一度ダサいものを着たら、良いものを着てても
あの人はダサい人と認識されてしまうとか
書かれてるけど
自分がオシャレな人だと思っていても
元々周りは、こちらのことを
「オシャレが好きなだけの(無理やりオシャレっぽくしてる痛い)人」
と思ってるかもしれないし
良いものを選べと言われても
何がいい服なのか悪い服なのかが
まずわからないし
作者の感性が本当に合ってるのかも
写真が一枚も出てないから分からないし
やっぱり自分の自己満足じゃない?
あなたが勘違いしてる痛々しい人じゃないの?
という気持ちが拭えず
著者近影も自分には
ただの張り切ってかっこつけた
モサいおばちゃんにしか見えず
なんだかなぁという気持ちで終わった
微妙な内容
毎回思うけど
オシャレとかっこいい、モテるとかって
自分がそう思い込んだ方が勝ちなんだと思う
必要なのは本人の思い込みだけ
思い込みが強ければ、そういう態度に自然となって
周りもそういう態度で扱ってくれる
一部の本当に綺麗な人を除いて
超ド級の勘違いの自信があるか、だけ
嵐の松潤は最初見た時
非常に濃くて驚いた
どっちかというと虐められっ子になりそうな
容姿なのになぁって真っ先に思った
唇が妙に赤くてぬめっとしてて女の子のように見えたから
(眉の太さといい、顔の濃さが黒田勇樹っぽかった)
でも彼はジャニーさんに求められていて
その前からもなぜか超ど級に
自分はイケてると勘違いしてた
だから尊大な態度がデフォルトになってて
ファンがついてますますそれが固定化されて
今に至ってる・・・という気がしてる
図々しいものが勝つ、というか
気合いで勝っていったと言うか。
根底にあるのは、自分への自信
家族や周りから愛された
よくしてもらったことがパワーになってる気もする
こんなこと言うと怒られそうだが
ちまたのアイドルとかもそう思う
周りから「形」を求められると
相手の願った通りの姿に変わっていく
その典型例
周りから、あなたはしっかりしている人だと思われていたら
自然としっかりしてしまう、
本当はだらけた性格なのに、みたいな感じ
顔なんて、よほど生理的にダメじゃなければ
見る側の趣味で判断するしかない
服も似たようなものだから
オシャレな人、とオシャレが好きな人、
ダサい人、の違いを
写真で見せてくれないと説得力がない
少なくとも自分には
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●FLESH&BLOOD番外・祝福されたる花
昔から愛されっ子のナイジェル
ルーファスとユアンがグローリア号に
流れ着いた話が良かった
「舟遊び」はカイトとジェフリーの話だけど
個人的にはこれが一番どうでもいい内容
ラベンダーの花を植えてくれていました
ありがとう
ジェフリーはカイトの為には
土いじりもしますよ、という話
そうですか。して下さい
ナイジェルの話と
ルーファスの話が好き
ナイジェルはジェフリーに邪魔されなければ
意外とおじさんたちに愛されまくって
楽しい船上生活してたんじゃないかな
と思った
ルーファスもユアンも
二人して、ジェフリーを見て
「ん?この人が船長?チャラ男ですけど?」
となり、ナイジェルを見て
「ああ、この人が実際の船長ね。なるほど」
と思うところが面白い
でもその考えはすぐに訂正されて
「ああ、ただきらびやかなだけじゃなかったのか
サスガ。ついていきますよ、一生」
となるのがまたいい
この話でかなりルーファス好きになった
ルーファスとユアンの子供達を祝わせてくれ、と
言って、断れてしょぼんとするジェフリーもいい
泣く子には勝てないじゃなくて
しょぼんとする船長には誰も勝てない
慌ててフォローする船員達に笑った
みんなに愛されてるジェフリーもかわいいです
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●プラチナ・ビーズ
一回過去に読んで、その時には途中で挫折して
今回再挑戦してやっと読めた
北朝鮮に米をやる必要はないなー
と言うのが、真っ先の感想
日本でも餓死している人はいるし
日本人が全員食べ物をポイポイ捨てる生活を
してるわけでもない
飽食と言ってもなぁ・・・
食べ物はあっても、金銭がなく食べられない人がいるから
それを買い求められる人にとっては、ある、よね
でも、それだけ
海外にくれてやるならまず国内の人間を助けろよ
特に北朝鮮なんて助け甲斐がない
前にニュースで見たが
脱北して日本で大学に通ってる北朝鮮人が
日本に同じような逃げてきた人
(なぜか韓国に行かないで日本に留まる)に
日本はもっと支援するべき、北朝鮮の為にやるべき、
支援が足りない、と言ってて
はぁ?って感じだった
してくれて当たり前。もっと助けろ、当然だろって言う
韓国と同じ思考してた
ありゃダメだ
北朝鮮も国民が現政府をどうにかする気がないのでは
どうしようもないんじゃない?
それを見過ごしたままで、助けだけを求める
それも永遠に
助けても、彼らは日本にミサイルを向けるのに?
と思うと、日本が首を絞めてるとしか思えず
政府の備蓄米
そんなにコメが余ってるなら
生活保護者に現物支給したらいいのに
その方がいい
米の雨を降らせるのは
日本でなきゃいけないわけでもない
日本は借金だらけで金持ちなわけでもない
奴らがやったことは結局盗み
「米がないから盗みます、お前ら持ってるから
このくらい盗んでもいいだろ。ちょっとぐらい盗んで何が悪い」
なんて
理屈が通じるなら
犯罪は全て許されることになるのでは?
奴らの言葉は全然納得いかない
葉山は良いキャラ
坂下は意外に良いキャラ
しかし五條作品は騙されてばかりで気が重い
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●藍より甘く
一穂ミチ
続けて読んでるけど、読めるし、面白いとは思うけど
嫌な気分も残してくれる作家
なんとなく、読後イヤーなモヤモヤが残る
でも今まで読んだ中では一番内容は入りやすかった
ただ登場人物はやはり誰にも感情移入できないし
攻と攻の恋人に至っては、思考回路が嫌い
気持ちは分かるんだけど、ホント無意識にイジメしてそうな
タイプだよね。この人達
貧乏な恰好とかしてたら、口には出さないけど
しっかり見下すタイプ。鼻で笑いそう
彼女を良いと思った理由が、「忙しくても服や化粧の手を抜かない」
と言う男って嫌だなぁ。なんか嫌だった
女の方も自分に自信ありなのが出ていて、別れを言われてすぐさま
「どんな子?きれい?かわいい?」と問い詰める
なんというか、基本思考が女にありがちのマウンティング
二人とも見た目重視だなーと
思考回路的に許せたのは受だけだった
ただ一般的には受の方が良い子過ぎると言われるんだろうとは思う
文章が上手いのは分かった
~のような、という比喩が多いのも理解できた
ああいうかんじ、こういうかんじ、というのを
二つ、比喩を並べて描いてる
それと同時に、作者の存在を強く感じる理由も分かった
最初のページに出てくる
「たそがれを濃くした港にはアラザンをばらまいたような
明かりがともり」という一文
個人的には物凄く引っかかった
アラザンって銀色の、ケーキやお菓子に乗っている粒
(樋屋奇応丸(ひやきおうがん)みたいな形)
だけど、大学生男子(調理学校にあらず。居酒屋バイト中)が
アラザンってすぐ出てくる?
と思った時に
ああ、女性が書いてるなぁと実感した
誰の視点で書いても
地の文に出てくるのは同じ年齢の女性の感性
そこは一定してる
だからだと思う
強く作者の存在を感じるのは
アラザンに対して補足がないので、アラザンを知らない人は
この文を読んでどう思うんだろう、とちょっと思った
それとも自分の想像以上にアラザンは常識なんだろうか
その後にホテルの窓の明かりが消えた描写が
「帆をかたどったインターコンチネンタルの窓がひとつ、
ふっと白くなった。細かな桝目にぽつりと修正液を
落としたように」
が出てくる。
修正液なら、大学生男子の思考としてありかな、と思った
男友達に告白されて振ってからも
友達を続け、意識しているうち好きになり
ハッピーエンドという話
揺れ動く心情は楽しかったけど
不倫を悪として書いているが、
攻が彼女と付き合っている状態で
突然自分の気持ちに目覚め、
互いに結婚を視野に入れていた彼女を放置して
受の家に行き告白、H
その後彼女に別れを言う――という、
受と浮気してる状態から、
やっぱり作者は不倫や浮気に対する抵抗感や意識はないようだ
悪いことしたなぁって感じが全く伝わってこない
順番ちょっと違っちゃったけど、彼女と別れるからいいっしょ!
ケジメつけたっしょ!みたいなノリに見えた
これがそろそろ結婚かな・・・と思っていた恋人にする仕打ち
これで彼女を自分には勿体ない女だったとか言う
どの口が!って感じ
言葉では綺麗に誉めてるけど、行動が彼女に対して不誠実
こういうところが無意識にひどいっていうか
この作者の主人公によくある無神経さっていうか
なんかこう、読んでてイラッとくる部分
藍染めの話と畑仕事は面白かった
興味深い
話し全体のイメージは穏やかでよい
だから余計無神経さが目立つんだけど・・・
店のマスターとか上手いなと思う
ただ感動はしないし泣くことはない
上手いから読みたいが、
毎回なにかしら嫌な気分にさせられるので
面白いんだけど複雑
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