"本"カテゴリーの記事一覧
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最近読んだ本
源氏の子(実は女三の宮が柏木と不倫してできた子供)
である薫の中将と
明石の御方が産み、紫の上が育てた源氏の娘・明石の中宮と
帝の子供、匂の宮の話
源氏はこの頃には女遊びは過去のことになっていて
あの人すごかったのよねーという思い出話状態
なにもつけてないのに良い匂いがする
薫に対抗して、匂の宮は香をたきつめるけど
後で、薫はワキガという説を知って納得
「どうして僕の居場所が分かるのかな?」と薫
「良い匂いがしますもの・・・」
なるほど。
匂の宮は帝の息子なので、薫は彼を立てる
当たり前だ
でも女は取り合ったりする
薫は息子なのに、源氏と違い堅物と
言われているが、それは薫が自分が源氏の実子ではなく
浮気相手の子だという噂を子供のころ聞いていたから
恋愛に積極的になれなかったという理由
そんな薫は奔放な匂の宮を尊敬
薫は源氏にゆかりのある、宇治にひっそりと住む
八の宮の存在を知る
親戚筋でありながら
八の宮を春宮にとの政治戦争をしたことで
源氏と対立することになり
負けて源氏との縁が切れた八の宮は
妻にも先立たれて、今は二人の娘と貧乏暮し
僧侶や仏心に憧れている薫は
俗聖している八の宮に憧れを抱き
文を取り交わし、お宅訪問
大君(姉)、中の君(妹)と
美しい娘をこっそり覗き見して
姉の大君の方にロックオン
ここで薫は
この家で働いている
自分の出生の秘密を知る老女に出会い
実の父親が柏木だと知る
薫は恋におち、せっせと宇治通い
八の宮家に色々差し入れ中
良い女がいるらしいと嗅ぎつけて
匂の宮が娘たちと文のやりとり
良い文が返ってきたことで、
これは上物っぽいと会う気満々になり
薫に斡旋を頼む
娘に幸せになってほしいと思いつつも
自分が政治戦争で負けたこともあり、
多くを望んではいけない
身を慎んで一生嫁がず、山の中で暮らす覚悟を、と
娘たちに言い残し
八の宮は病気で死亡
泣く姉妹の手助けをして、色々整えてやる薫
妹の中の宮にいいご縁だと
助太刀する薫
姉の大君に話を通すが、
大君は自分は一生独身で
妹だけには幸せになって貰いたいと思っており
浮気性女遊びしまくりの噂がある匂の宮より
身持ちの硬そうな薫に妹の夫になってほしかった
なのに、薫が
私が好きなのはあなたですよと言ったことで
「父が亡くなったのに、親切は下心からだったなんて!」
と薫にガッカリ
薫はいい人だけど、身分が違い過ぎるし
自分が病弱なのもあり、自分では彼を幸せにできないと
大君は薫の気持ちを拒み続ける
薫は強引に御簾の中に入るが
手を出せず、一晩一緒にいるだけ
しかし妹の方は、薫の臭いをつけて
朝戻ってきた姉に、薫と姉は恋愛関係なんだと勘違い
姉はしつこく薫と妹をくっつけようとして
自分は薫から逃げる
薫が夜這いに来た時も、自分と区別がつかず
妹を抱くだろうと妹を残して逃げる
結果、薫は妹と、何もせず一晩過ごすことに
ひどい恥をかかされて、薫の足は宇治から遠ざかるが
それでも諦めきれずケンカ
この隙に宇治まで連れてきてもらった匂の宮は
妹の夜這いに成功
妹に一目ぼれした匂の宮は親に止められても
結婚させられそうになっても通い続ようとするが
見張られて、拉致監禁状態に
匂の宮結婚の噂に妹は涙
姉はショックで寝込むが、死ぬ前にようやく素直になり
薫に好きだと気持ちを伝える
じゃあなんであんなにつれなかったんだ、と
涙する薫
匂の宮は親の許可が取れて、妹を妻にすることに成功
二条院に連れて行く
匂の宮は他の女とも結婚することになり、子供を宿したものの
中の宮は夫の浮気の虫が心配
大君を忘れられない薫は
姉の面影がある妹を
今からでも自分の物にできないかと軽く横恋慕
迫られて困った中の宮に、姉に瓜二つな腹違いの妹がいると
教えられ、彼女の世話をしたいと申し出る。
田舎者で庶子の出であるが、大君生き写しで
美しい浮舟を宇治でこっそり見た薫は一目惚れ
出世して大将になり
内親王を妻にし、子供もできるが、心は浮舟ばかり
浮舟が結婚がダメになり、中の宮を頼り
一時身を寄せることに
その際匂の宮に姿を見られてしまい気に入られる
匂の宮に惹かれるものの、
姉の夫と関係を持つわけにはいかないと
姉の顔に泥を塗りたくなかった浮舟は二条院から逃げ、
浮舟の為に宇治の住まいを改装していた薫がそれを拾い
愛するが、やはり大君とは違うことにガッカリ
匂の宮は消えた浮舟を見つけ出し
薫のいない隙に宇治の家に夜這い
薫より先に手を付ける
匂宮に惹かれるものの浮気性で姉の夫
薫と結婚すれば安泰だが、トキメキはなく
自分の至らなさに落ち込む
薫を出し抜いて浮舟との時間を過ごす匂の宮
してやったり状態で
二人の間で悩む浮舟の文を見てかわいそうに、とか
薫に会うなとか
無茶言いまくり
地位の高い男二人に取り合われて羨ましい
楽しんでしまえばいいという女御達
薫は匂の宮が宇治に通っていることに気づき
浮舟に、浮気したね?と文を出す
宛先違いだから文を返しますと嘘をついた浮舟に
上手い言い逃れを考え付いた
大人になったね、的笑みでニヤリ
薫は宇治に匂宮を寄せ付けないように警備を敷く
浮舟は匂の宮との関係がばれてしまったショックで
川に自殺
かわいそう。好きだったのに、と泣く男二人
匂宮は態度を崩さない薫を冷たいと責めたりするが
薫が泣いたことで
ずっと香をライバル視していたこと
結局薫が好きな女だったから
浮舟を奪いたかったんだよなぁ、と一人納得
一方の薫は大君の姿を探していたくせに
愛してた連呼で落ち込み
薫は浮舟の弟を雇うことにする
浮舟は自殺しようとしたが
結局未遂で生きていて、
寺に拾われていた
良い女がいると嗅ぎつけた
男達に求婚され、尼になりたいと懇願
匂宮からは愛されたが、新しい女のひとりとして
薫から愛されたが、大君の代わりとして
薫を愛していたが、裏切った自分は会えないと
薫が使いを寄こすよりも
一足先に尼になることに成功
俗世に戻れるよと言われても
頑なに使いの者(自分の弟)に
お人違いです、という浮舟
一生尼でいますで終わり
ええと、要するに二人で一人の女の人生を
振り回して壊したと。
最低だお前ら
もう身勝手とワキガしか印象に残んない
雅な世界は自分には難しすぎた
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●あさきゆめみし4,5 月の章 風の章
大臣(おとど)の源氏が家を建てて、
女達をみんな呼び寄せる計画
源氏の心をとらえて離さない明石の方が来ると知り
嫉妬する紫の上だったが、明石の方の娘を
育てることになり大喜びで育児を張り切る
姫を自分に預けた明石の方に
尊敬の念を抱く紫の上
源氏と秘密の恋をした藤壺の宮は死去
藤壺の子である主上は、自分が源氏との不倫の子である
ことを知る
源氏は自分の養女にした
六条の御息所のの娘である、梅壺の女御に
軽くちょっかいを出し怯えられる
かと思えば、従姉妹であるあさがおの君にちょっかい
求愛し続けて、紫の上を泣かせる
結局あさがおの君に断られて終了
紫の上に他の女の話をしながら
君が一番みたいなことを言う
幼い夕霧と雲居の雁は出会い、
夕霧は元服。六位(予想より下位)の袍(ほう)でガッカリ
そうこうしている間に梅坪の女御は中宮になり
政治的に源氏の勝ち
負けた頭の中将により
その娘の雲居の雁は、夕霧と引き裂かれる
夕霧は花散里のお世話になりつつ頑張り
五位に。
源氏の家が完成して妻が全員終結
昔の恋人、夕顔と頭の中将の娘・玉鬘を
源氏が見つけて家に引き取る
夕霧とよく似た顔の娘に
軽くちょっかい出し続けつつも
良い男に嫁がせようと色々工作
夕霧は紫の上をチラ見したことで
父親の妻に一目惚れ
玉鬘を妻にしちゃおうかなー
いやいや、帝の尚侍に、なんて
考えてたら、玉鬘はひげ黒の右大将に夜這いされて
既成事実を作られて、結婚することに
右大将は源氏の家から自分の家に
玉鬘の連れ込みに成功
腹を括り、この男と幸せになる決意をする玉鬘
夕霧は雲居の雁との仲を
頭の中将に突然許され、夫婦になる
紫の上に育てられた明石の姫君は
入内。その世話係に紫の上は
明石の方(姫の実の親)を推薦。
紫の上と明石の方は仲良しになる
源氏は出世して、準大上天皇に。
といっても、実の父親への上からの温情のようだけど。
源氏は朱雀院から女三の宮を妻にするように頼まれ
断ればいいものを
女好きの虫が疼いてめとり
また紫の上を泣かせる
自分にある女性の影を求めているだけだと
紫の上は心が砕けてしまったが
源氏はいちゃつけば元に戻ると思ってる感じ
女三の宮は子供っぽく感情もなくて
思っていたよりつまらない相手で源氏はガッカリ
元カノの朧(おぼろ)月夜が戻ってきたと知り
ちょっとフラフラッとお出かけ
紫の上をまた泣かせてしまうなーなんて
思いながらも夜を楽しみ
泣く紫の上には、「あなたは特別な人」と
なだめる
そんな日々
もうなんかね、
めんどくさい、この男
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●あさきゆめみし 水の章、霧の章
水の章では源氏の妻、女三の宮が柏木と不倫して
子供を作ったところ
でもこれ、不倫と言うより一方的な夜這い
そして柏木は、源氏に自分の浮気がバレたと知り
罪の重さに体調を崩し、そのままストレス負けで死亡
三の宮には誰しもいらついている
不倫相手の子を産む三の宮は、加害者でありながら
悲劇のヒロイン気取りで
間男との子供を作ったことにチクリと嫌味を言った源氏を敵視
どうなってるんだ。この人
三の宮は六条の御息所がとりついたことで
自ら進んで尼になったというが、とりついていてもいなくても
変わらない感じ
柏木は自分の妻の三の宮の姉、二の宮を
つまらない女扱いしてガン無視していたので
あんまり同情できない
霧の章では、源氏の息子の夕霧が落葉の君(柏木の妻)に
言い寄り、メチャクチャ嫌われている
余りに夢中になり、自分をないがしろにする夫に
夕霧の妻の雲居の雁はお怒り。
紫の上は、六畳の御息所の祟りを受け、
どうにか回復したものの死亡
そして別の女のところに通い三昧だった
源氏が、あなたを愛しているとわざとらしく泣く
でも生きている間はあんまり大事にしないんだよなー
あっちにフラフラ、こっちにフラフラで
六条についても、厭わしい、嫌な女だったと
言い放つ
失ってからお前が大事アピールするのは
いわゆる別れた女によりを戻そうと粉をかける
浮気性の男の原型って感じ
紫の上は最後に
源氏を愛して幸せだったと言うが
源氏のことを「ひどい人」と言ったり
他の女のところへ行くように進めて
自分は陰で泣いていたり
あんまり幸せそうじゃない
源氏はそれなりに地位も高く立派で
見た目も良いのだが
やっぱりあんまり好きになれないなー
これを見ていると
昔は一夫多妻だったんだなと実感する
大奥といい、権力があれば
一夫多妻はしてもいいのかも
騒乱の元だけど
●ムービングボディ 動きとつながりの解剖学
なんとなく流し読み
見て分かったような、分からないような
人間は面白い形をしている
身体の上から足先までXの形で繋がってるのは面白い
●キャラクターはこう創る!
小池一夫のを何か読みたくて読んだけど
これは自分が読みたいタイプの物ではなかった
インタビュー集と
漫画の描き方を合わせたようなもの
小池さんの意見や理論をじっくり読みたいので
別の物で再挑戦する
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●チーズの選び方、楽しみ方
写真見るだけでも楽しい
おいしそう
●ママだって人間
作者の妊婦になってからの性欲が強すぎて引いた
夫は(この本を読む限りだと)とてもいい人
作者は義両親にも読まれるだろうに
この本を書いたのは凄い根性だと思った
●洋服を9枚に減らしてみた。
9枚になってないし
娘に押し付けただけだった
娘は喜んでるみたいだからいいのかな
漫画家のワードローブなので、
ゆるゆる系で参考にならず
●心の掃除の上手い人、下手な人
●捨てる、片づけるで人生が楽になる
●いい言葉は良い人生を作る
●うつを気楽に癒すには
掃除系のついでに斉藤茂太をまとめて読んでみた
精神科医らしい
何にも意味のない本だった
超ありがちで上っ面の言葉だけ
がっかり
この作者の兄だか弟だかが
有名な作家だったということ以外、得たものなし
自分には合わなかった
●「チーズ王国」物語
これはファンタジー小説ではなく
チーズ王国という名前の会社を興した、
チーズ熟成しになったママさんの話
面白い
●絵で見てパッという英会話トレーニング 基礎編
コマ絵が載っていて、その状況に
対応する英語が口から出るように
練習しましょう、という本
コンセプト面白い
嫌いじゃない
でも覚えられないし、口からは出ない
えーとえーとえーと?みたいな感じ
暗記が得意になってみたい
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●どうしても片づけられない!
あなたのためのお片づけ成功読本
腹肉ツヤ子
お手軽本だった
内容は普通のお片づけ本と変わらず
●小さなお片づけ
k.m.pの本
片づけ本ではないし、正直汚部屋気味だと思う
というか、物が過剰
貯め込み型の人がひたすら分類している本
だからドンドン物が増えていくだけ
参考には全くならないし
この作者のファンじゃないと楽しむのは無理だと思うが
片づけたい気持ちになった
まな板5枚とかハサミ数個とか、
物が過剰なのを見せつけられるので
減らしたくなる
●どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
サラッと斜め見ただけ
ひたすら短文が載っている
でも全く言えないや
パラ見しただけでできるわけないだろ、という
基本的な突っ込みをしている自分とは別に
見ただけで満足している自分がいる
パラ見だけでお腹いっぱい
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●あのおじさんのこと(小説すばる 2014年5月号)
木原音瀬短編
主人公の篠原伊吹って、幼児性愛者の男に
愛されていた甥っ子か。
すっかり大人に成長していた
友達の森下に頼まれて
ホームレスの老人に金を返しに行くのに付き合うことに
老人が、森下伸春というホームレスになって死んだという
森下の親戚のおじさんに生前金を貸していて
その返済を求めてきたため。
出版社勤めの伊吹は、
ネタになるんじゃないかと思い、
ホームレスにしては常識もあり、
身なりも洒落ている老人、阿部に
インタビューする
阿部が娘婿に家を追い出されてホームレスになった経緯
そこで元教師の伸さんに出会ったこと
ホームレスなのに家持ちだったこと
伸さんはいい人だったこと
半ホームレスとして
伸さんのあばら家で世話になっていた阿部
最初は子供好きで優しい伸さんに好印象を抱くが
伸さんはホームレスだということもあって
あまり近所の親には好かれていない
ちまたでは子供好きの変質者が出ている噂があるから
警戒しているんだろう・・・
と思ったら、
一緒にいる時に伸さんが幼児に手を出していて
後で知ってショック
阿部は伸さんを責めるが、彼は反省することなく
海外で子供を飼ってたとアッサリ白状
そして家に連れ込める幼児を探しに公園に行くのだった
元教師で、良い人でありながら
悪いことをし続けた伸さんに興味がわき
本にしようと
伸さんの働いていた学校まで話を聞きに行く伊吹
先生だった時の伸さんは素晴らしい高評価
先生時代の伸さんが叔父の小学校の教師だったと知り
叔父の久瀬圭祐に連絡、食事をすることに
叔父の担任だった伸さんの話を聞きながら
彼は幼児性愛者だったよと伝えると顔色を変える叔父
伸さんの話をしながら、伊吹は子供の頃
叔父にされたことを思い出す
愛情にあふれたキス。スキンシップ。
一緒に風呂に入ると勃起していた叔父
楽しかった叔父との懐かしい思い出に
違和感を覚えた伊吹を残して
用事ができたと逃げるように帰る叔父
優しかった叔父のことがよくわかんなくなっちゃったよ
という伊吹で終わり
このおじさん、前に男に好かれて
こっぴどく振った人だね
40過ぎてたが独身だった
幼児しか愛せないので無理ないが
そして伸さんは別の話で最後に死んだ人だね
連作だったのか
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●ぼうや、もっと鏡見て
なんだろう。こんなことってあるんだろうか
人気作だから読んだのに、上巻に当たる本と合わせて
二冊とも全く意味が分からなかった
合う、合わない。面白い、面白くない
好き、好きじゃない以前の
「何言ってるのか理解できない」感
こんなの感じたの初めてかもしれない
ある意味衝撃
前の巻で、受のことは気に入らなかった
で、これを読んだけど
ずっと攻に対して、受のことを
「あんな奴と付き合うの止めれば?」と思ってた
で、最後まで思った
「あいつには関わらない方がいいのに」
なんで告白なんかするかなー
止めとけばいいのに。こんな奴のどこがいいんだろ
とずっと思っていた
理解できないことだらけ
前回、受が攻に対して告白
「好きだよ。俺はでもこれだけでいいよ」
この台詞を良いものとしてとらえてるけど
自分には、好きだと言いつつ、一切を望まない
のが、非常に違和感
一切だよ?
それって要するに、
相手の気持ちはどうでも良くて
ただ自分の気持ちを優先させてるだけだろ?
お前をこれから自慰のネタに使うけど
お前は気にしなくていいよ、と言われるのと
大差ないイメージ
本当は好きになってほしいけど無理は言わない
じゃなくて
自分は好きだけど、お前の気持ちは関係ないから。
みたいな感じ
だから束縛もしないし、何も求めない
そりゃそうだ。ネタとして、そこにあればいいんだから
何も求めないって、要らないと同意だよなぁ
相手を丸ごと弾いてる
だったら生きてる人間じゃなくても
TVや映画の中の人とか、写真でもいいんじゃない?
だってなんにも求めないんだろ
相手が何を思おうが、どう感じようが、どうでもいいんだろ
自分がただ気持ちを収めるために
相手を利用したいだけで。
ものすごく自慰っぽい
綺麗な片思いというより、
相手の意志は無視して、
自分の目的のために相手の存在を利用する
イメージを受けた
それは、今まで受が過去の男達にしてきたことと同じ
好きだけど、そっちの気持ちは関係ない
だからそっちは好きにしていい
と言われて、攻は
受が今まで付き合ってきた男達と同じ扱いを
初めてされた
傍にいるけど気持ちは一切見ない
思いやることもない
受にとって、今まで攻が「友達」だったのが
意思を無視した人間として、
他の男達と同列扱いになって、ランクが下がった感じ
好きと言いながら、人間扱いされなくなった
受が淋しいから、他の人を好きになりたいからと
色んな相手と寝ていたように
攻が受に「利用される立場」になったと
読んでいて感じた
自分の意思を無視される立場に追いやられたことが
なかったから、攻にとってはショックだろう
他の男と同列にされて
自分を見てもらえない惨めさを味わった
あいかわらず受は人の意見を聞かない。
受は今まで散々軽はずみなことをして
その尻拭いを攻にさせていたから
受に「俺のプライベートに口挟むな」的に言われて
攻がキレるのは分かる
そんな大口叩ける立場か、お前
と受に対して思った
今までの感謝とか、ないのかね?コイツ
今まで、自分の態度が問題で
付き合っていた相手からDVとかされてた受は
攻に対して
「自分は強くなったからもういいです
なんでそう言ってるのに信じないわけ?
行動制限しようとするわけ?」
とキレてるけど
そりゃお前、前科があるからだよ
お前が信用に値しないからだよ
としか思えず
「もう強くなったから信用して」と言うなら
それなりに言葉を尽くしたり
行動で示したりして
安心させてやるのが先だろ
今までずっと心配してきたんだから
そりゃ心配するわ
強くなったんだね、はいそうですか
とはいかないだろ
「(過去の恋人とまた関わるのか)どうするのかは俺が決める」
と言うくらいなら
攻に尻拭いさせるな
過去の恋人と会いますーなんて
好きな相手の前でする態度かな?とも思う
好きなのはあなただけ、と聞かされていたら
誰だってモヤモヤすると思うけど。
ここら辺、受がすごく自己中に感じる
受は攻のこと好きと言いながら
色んな男と付き合ってたけど
それは攻に対しても、付き合った相手に対しても失礼な行為
それをしてる本人が「良い人だからセックスした」
と美化してるのが
「なんかやな感じだな、コイツ」としか思えなかった
受は、DV相手のことも「良い人」「悪い人じゃない」と攻に言う。
攻を好きとか言いながら、
受を庇おうとする攻から、過去の恋人を守ることで
ガッツリ攻を傷つけてる
そんなにいい人なら、DVされてる時逃げなきゃよかったのに。
それも攻のところに毎回。
結局双方にいい顔したいだけ
離れる時も「俺がいなくても攻は寂しくないよね(チラッ)」
で、なんでコイツこんなに自信家なの?
としか思えず
俺を止めるなら今の内、みたいなこの態度は何?
ほら食いつけ、みたいに餌撒いてる感じ
ホントに相談女っぽい
自分だけが大事なくせに、なぜ好きとか言うんだろ?
という気持ちしかならず
受にDVしていた男も不思議
攻に「受に会わせてくれたら仕事を引き受けてもいい」
といい、その4行ぐらい後で
「受に会うのにお前の許可がいるのか?」と攻に言ってる
攻の許可が要らないと思ってるなら、なぜ
受に会わせてと攻に頼むんだ?
意味わからない
というか、話が噛みあってない
お前が俺より受をすぐに信じて悲しかった
みたいな台詞もあったけど
目の前でDV見てるし
そもそもコイツと受では、
攻が付き合ってきた年月と親しさが全く違うから
それを言うのは図々しいというか
変じゃね?と思う
盗作した女も変
厭味ったらしい態度でこのタイトル
ぼうや、なんて思いきり嘲笑ってる。
攻を憎んでるとしか思えないが、
攻を好きらしい表記をされていて、何考えてのか分からなかった
最後もフェードアウトで
存在自体がなんだったんだろう?という気持ち
なんでこんなに好戦的だったんだろう、とも。
攻の悩みはノンケなら普通
むしろ悩みが少ないね、と思ったくらい
微妙に上から目線だが、それは守る立場を子供の頃から
貫いていたせいもあるだろうし
考えも、特に悪いとは思わなかった
ただ全く受に連絡を取らず
いきなり会いに行っても自分が受け入れられると
思ってる思考が、随分能天気だなとは思った
好きだ好きだ言ったって喧嘩別れしてるし
普通、もう恋人作ってそうだと思うんじゃないの?
いきなり攻に告白されて
大して戸惑わず
両手開いて受け入れる受もなんか変
口では驚いた風を装ってるけど、腹の中は
全然驚いてないように感じた
計画通り(ニヤリ)って感じ
受の人を傷つけるセンスは相変わらずで
最後の最後まで
「攻とHするまでセックスが好きじゃなかった」と言う
気持ちは伝わるが
それは今まで付き合った恋人たちと比べてるということで
過去の恋人にも、攻にも素で失礼な話
心の中だけで思ってればいいものを口に出す
攻は「人と比べて優劣を競うなんて」とマウンティングしていた自分を
途中で反省していたにもかかわらず
受に過去の恋人たちと比べられてほくそ笑む。
このシーンのおかげで、攻の反省が一切なかったことになってる
まぁ「その時はそう思った」ってことで
長続きする反省ではなかったってことだね
この台詞、女なら
「お前が一番いい」と男に言われるのと同じだが
これでうっとりできるヤツっているのかな
やってる間、他の女と比べてたんだ?うわ・・・と引く人の方が多くないか?
マウンティング思考なら嬉しいのかな
男が言われたらトラウマになりそうな台詞だが、いいのかな
普段人を見下してるタイプなら、
「俺が一番! 俺が新しい扉を開いてやったぜ!」
みたいな気分になれて
嬉しい台詞なんだろうけど。
最初の方で地の文に出てきた
あの時の刷り込み、がいつなのかわからなかったり
なんというか、一つも感情移入できずに終わった
ウダウダいろいろ理由つけて、攻は
受を好きな原因を探り出しては納得させてたけど
どれもこれも、うーん?みたいな感じで
よくわからないまま終了
やっぱこんな奴、好きになるの止めたら?と思う
止めないけど、なんだかなーって感じ
会社の人が、異様に攻に受をプッシュするのも
理解できなかった
前作の印象かもしれないが
作者の目線が受に入りすぎてる気もする
自分を受に投影させてるみたいな印象
キレてる姿が主観的でポエムになってる印象
自己投影して作られてたらやだな、と感じた
なぜか読むと
「主人公と私そっくりなんですぅー」と言っていた
少女漫画家を思い出す
この話の視点は攻なのに
出番少ないのに受の主張を激しく感じる
不思議
時間を空ければ感想変わるのかな
売れてる本の内容がさっぱり理解できないのが
自分がおかしい気がして、地味にショック
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●愛はね
何だろう。泣ける、感動する、読みごたえあるという
感想を聞いていたのに、主人公達の行動がさっぱりわからなかった
学生の時に描いたと作者が言っているので18~20才ぐらい?
登場人物が18か19なので、同年齢を書いたんだろう
で、この望という受
思考が気持ち悪くて意味が分からない
大まかには
幼馴染が好きな受。友達として攻と付き合ってるが
しょっちゅうキスはせがんでいる
でも攻に好きと言えないから、攻のことを好きなまま
色々な男を寝続けて、何でも許すのでDVされたりもする
そのたびに攻のところに行って甘やかしてもらう受
助ける攻の助言は聞いてるフリして聞いてない
何度も自分から火に飛び込む受に疲れ果てる攻
もう受には関わるの止めようと思う
マトモな奴と付き合えばこっちも心配しなくて済むと
男を紹介されて、受はその人と付き合うが
その男が受が攻を好きなことに気づいてて
攻ばかり求める受にキレてDV化
受は男のところを逃げ出して攻のところへ行く
そこで匿ってもらう手筈だが、彼女に悪いとごね出し外へ
DV男に捕まって、近所の人に通報されて病院
自分は攻を好きだけど、攻は自分の気持ちに応えなくていいよ(当たり前)
という心境で友達づきあい再スタート
(だが攻にキスはせがむ達の悪さは相変わらず)
周りは受を優しい、もっと怒れ、自分を大切にしろと
何度も言ってるが
自分からDV男に近づいてるし
受を優柔不断でワザと人を振り回して楽しんでて
ロクでもないと思うが、優しいとはこれっぽっちも思わない
タチ悪い奴だな、とは思う
何をされても可哀想と思ったら許す、そして過去の男に
騙されるシーンが何度も出てくる
なんでも許すのなら
自分はDVされても当たり前だと思ってるのかと思いきや
その割にはプライド高く、
でもなんでもかんでも許したり部屋に入れたりして
甘い水でわざとその気になるように誘ってる感じ
でもいつも向こうがその気になった途端放り出して
被害者面で攻に助けを求める。その繰り返し
攻には毎回助けてもらっておいて、
攻の言うことも聞かずにひょいひょい
自分を物扱いした男と仲良くやってる
ごめんごめんは言うが、行動が反省ゼロ
助け甲斐がない
カムアウトした時、自分のことを気持ち悪いかと攻に聞いて、
自分を好きにならなければいい(友達づきあいができる)
と返事をもらったのを
自分は泥を被らない、泥に入ってこないと言って非難してるが
これ、全く意味が分からなかった
その発想、ノンケなら当たり前だろ?
なんでゲイでもない攻が、受と一緒に泥に入らないといけないわけ?
攻にはちゃんと彼女がいるのに
受が攻を好きなことを攻がきちんと理解して
告白できる場を設けて、自分の告白を受け入れろよ!
それすらさせてくれないのに狡いんだよお前
と受が内心思ってるのが伝わってくる
狡いのはどっち?
相手の優しさに付け込んで、引っ張り回しているお前では?
彼女よりも怪我した受を優先してやってるのに
彼女に悪いと言いながら
自分を優先しないと
淋しいと膨れて別の男のところへGO
攻が彼女とHしてきたらキレる
でもお前にキレる権利ないよ?
受は自分可哀想で酔ってるけど
自分を好きにならなければいいよと言われて傷ついた
自分の攻が好きだな気持ちを攻がナシにした
おかげで告白もできなくなったと受は言ってるが
それ、攻のせいじゃない
告白をしたら二人の関係が終わるのは片方が恋心持ったら
男女でも普通にあること
大事だと思ってるし
大事にしてるけど
受と同じ好きじゃないと
精一杯誠意を見せてる攻に言った言葉が
「キスして」だから、タチ悪いな
反省ゼロだなコイツ、としか思えず。
まったく成長してない
愛されなくていい、なら、キスをせがむ必要もない
結局言い訳つけて、自分がやりたいようにするだけ
なんやかんや自分を優先させて彼女とは別れさせたようだし
相手の気持ちはお構いなしか
責め立てる受に謝る攻の気持ちもよくわからなかった
理屈も全く。
まだ攻の方が分かりやすいはずなんだが
受につられて、何言ってんのかサッパリわかんなくなった感じ
受がDVされて、匿う為に家にいろという攻
関わらないと前に約束した。彼女にも悪いから、
もう関わるのは辞める。
攻の家を出てホテルにでも泊まると言う受
でも受は兄から、攻の家にいるように言われてるし
わざと嫌がらせしてるか、
心配してもらいたがってる態度にしか見えなかった
心配だからと引き留める攻に、受が言うセリフが
なぜか
「自分は淫乱。いつも正しい攻に自分の気持ちは分からない」
「攻は女の子が好きだから、自分を好きにならないなら
(受がゲイであっても)構わないなんて言えるんだ」
二つ目の台詞が出てくる意味が分からなかった
何の話?
泥にはまった自分に手は差し伸べても、泥のところには来ない
と言うが、
恋愛に悩んでるのは受だけで、攻は正直無関係
なんで無関係なことでキレてるんだ?
ゲイである自分を内心軽蔑してるんだろ
と非難しているような内容だが
軽蔑しててもきちんと友達づきあいをして
毎回助けてくれるんだから、それ以上望むのは酷だろう
受が攻を好きだからって、攻が告白もされてないのに
それに気づいて、受け入れてやらなきゃないわけじゃない
(キスをしょっちゅうねだるのは受け入れてやってるので充分)
なのにそれは卑怯みたいに書かれていて
でも彼女がいると知っていながらひょいひょい
電話かけたり、会いに行ったり、チラチラチラチチラ
「心配してよ」アピールして
攻の恋人関係に亀裂ガンガン入れてるのは
コイツなんだけどな
と思ってイラついた
後半いきなり受が家族と仲良くなるのも
突然すぎて意味が分からず
こんな男は家族放置で良いと思うんだけどね
セクシャルな問題ばかり起こす問題児で
自分の尻も拭けないのに、自惚れが激しく、
穏やかなフリして内面勝ち気で、相手がどう思ってようと
やりたいことを全部やり通す、内心自信家
好きな相手を思いながら、付き合ってた相手達は
みんな切れて暴力に走ったが
「俺のことが好きじゃないんだろ」とキレるのも
やられて当然だ
あれだけバカにされたら、一緒にいる意味ない
利用されてただけなんだから腹も立つだろ
頑張って読み終えたが
よくわかんないな、というのが感想
この受、何かに似てるなーと思ったら
相談女だ。
あと、青い花という漫画の、ふみと言う名前の
髪の長い女の子
あの子と薄気味悪さと我の強さがソックリ
自分はあの長髪女を全く好きになれなかったので
多分同じタイプ
アレが好きな人なら、好きなんだろう
悲劇のヒロインぶりっこといい、思考が女みたい
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●20歳若く見える頭髪アンチエイジング
うーん・・・
作者のサイトでの態度が威張ってて好きじゃない
内容は悪くないけど
ちょっと書き方が分かりにくいかな
●英語耳
一朝一夕でできないことは分かってるけど
これを継続するのはかなり根性がいるね・・・
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●僕のライフ 木原音瀬 小説すばる2015年1月号
子供に性的興奮を覚えて、海外で子供を買春して
暮らしていた元教師の森下。
老人になった今は体の具合が悪いホームレス。
(だが、川べりに鍵付きの家を持っている)
炊き出しで生きているが、
林檎に負ける歯なので、リンゴをかじるのを諦める生活
そんな彼の「親戚の幼女に手を出した過去」やら
「幼女との恋愛」やら
「性格ひねくれて手に負えないクソガキに
嫌がらせとして突っ込もうとして
狭すぎてできなかったが
やられたことはきっちり仕返しした状況」とかをまとめた
死ぬ前の走馬灯話
結局幼女のパンツを脱がせて遊んでたことは
家族親戚にはばれず
その子供に逆に好きになられたり
海外で子供とセックスしまくってたこともばれず
心優しいボランティア医師(彼は親を助けられなかった代償行為)
とかホームレス仲間に心配されて
うん、まぁいい人生だったんじゃないかな
売春で生活している子供達も
酷いことする大人より
優しくしてくれる大人の方が有難かろう
金払いも良かったようだし、
手を出すことを別にしたら紳士だったし。
本人的にはその場限りの恋愛を金で買ってる気分なんだろうな
しかしまぁ
この作家はホームレスが好きだなぁ
短編なのに毎回最後が怒涛なのはすごいと心底思う
勢いあるし、え?残りこの短さであとどうするの?と思ったら
滝のように話が流れてく
うわわわと思っている間に流されていく感じ
短編3つ読んだけど、まぁどれも趣味悪いと言うか
後味悪いと言うか・・・
面白いんだけど
「きゃーおもしろーい!」と浮かれる感じではなく
「うわぁ・・・」という気持ち
どうしよう。妙なもの見ちゃった、的な。
なんか胸に残る
決して良いものではないけど
悪いものとも言い切れない、妙な感じのモヤモヤ
多分そういう気持ちを味わうためのものなんだろうな
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