"本"カテゴリーの記事一覧
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●「キレイなキッチン!」のコツ
沖幸子さんの本。この人のは何回か読んでるなぁ。
これは読みやすいです。
●「1分そうじ」でいつのまにかキレイ!
同じ筆者。「ゆきこ」だと思ってたら「さちこ」だった。
ドアノブ磨くんだ…。という衝撃がありました。
ごめん。磨いてない。
なるほど家が綺麗なわけですね。
●閉鎖病棟
これから読むもの。噂によると泣けるらしい。
この人、賞取りまくりですね。
同じ出す本出す本賞取りの「宮部みゆき」が
なぜか読めない(前半の文にねっとりしたものを感じて
なかなか先に進めない)ので、読み切れるかやや心配。
●怪人二十面相
江戸川乱歩。
読みやすーい。おもしろーい。
私の脳は子供のままのようです。幸せ。
●子供の体温/彼は花園で夢を見る
文庫版。前に読んだけど新鮮に読めました。
良いも悪いもなく、各々の心情とその時の状況を
淡々と綴る。
衝撃的な事件も淡々とした日常の中の一日に過ぎない
んだなぁとこれを見て納得。
大好きな人が死んでも、社会はなんの支障もなく
日常を続けるという風味。
その中の感情、掛け合い、すれ違い、そういうものを
楽しもうという感じですね。
だから主人公が号泣していても遠い。
カメラワークが遠いんですね。
主人公の目からの目線にはならない。主人公の
心情を語っても、あくまでも第三者目線。
ものすごい俯瞰。
青年漫画っぽいイメージです。
だから男性も読めるんだろうな。
男性は「っポイ!」を読めないだろうと思うんですが
どうでしょう。
関係ないですが、面白いけど内容をすぐ忘れて
しまう人の一人です。
よしながさん。
●こんな私が大嫌い!
中村うさぎさんの本。
ご本人の個性が強烈でどちらかというと
苦手意識を持っていたんですが
「優しい人なんだな」という
イメージに変わりました。
思春期の女の子に向けてのメッセージ本なんですが
自分のダメなところを全部あけすけにして
「こうしたらいいと思うよ?」というところは
おしつけがましくもなく穏やかで、それが
結構意外でした。
私より懐広そう。っていうか確実に広い。
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読みました。
これ、メンタル的に責められるのに弱い
自分にとって非常に有益でした。
ドイツのコミュニケーショントレーナーが
書いているんですが日本人にも使えます。
元々ドイツ人と日本人は気質が似ているって言うし。
で、内容。
小さな嫌味や、自分を傷つけようとする人から
どうやって自分を守るか、という話。
相手が自分を傷つけようとしていることと、
自分が傷つくことは別であって、
相手の思惑にそのまま乗る必要はないですよ。
と書いてます。
あと自分がカッとなる時は大抵とても小さなことが
原因で、「バカにされた」「いつも自分ばかりが
押さえつけられて理不尽だ」というような感情が
怒りに火をつけるとも書いてる。
ケンカになる状況も正しく言えば
●人からバカにされた→ケンカを売られた
→言い返した。
ではなく、
●人が自分をバカにするような発言をした
→それを聞いて自分が相手に対して怒ろうと
決心して怒った。
が、正解だそう。
「相手が自分をバカにするような発言をする」
のと
「自分が怒る」
のはさほど近い状態ではないらしい。
あくまでも相手の感情は相手のもの。
自分の感情は自分のもの。
なんで不愉快なことを言う相手に付き合わなきゃいけないの?
という感じらしい。
なんだか男らしいぞ。
親書で読んだんですが、持ち運びできるよう
文庫での購入を検討中。
ネットで見たら文庫と親書だと表紙イラストの
グサリと胸を刺されている人が違いました。
傷つけられた人は1人だけでいいのに、文庫版で
わざわざ別の人をグサリと刺していて
ちょっと笑ってしまった。
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よしながふみの漫画です。
読みました。今頃。
よしながさんはセリフが、というかフキダシが
すごく長かったり、小さな文字でぎゅっと固まってたり
絵よりインパクトがある大きさをしていたりするので
淡白な絵よりもフキダシに目が行く傾向があって
「うわー。セリフを読んでるぅ」
という気分になります。
漫画の中にセリフがあって自然に目が行くのではなくて
セリフが目立っているからセリフに目が行く。
その大きさとコマに置かれている位置が
妙に引っかかるというか、
他の人の話を読んでいる時にはあまり感じない
ものを感じる。
それが良さでもあり、疲れている時は読めないと
感じる部分でもあり。
小説で言うと舞城王太郎。
句読点少なく勢いのある文を端から端から書かれて
「あー、そうだね。文の印刷は紙のここから
ここまでだったね」
と紙の天地と43文字27行ぐらいの1ページに入る
文字数を思い出させられる感覚が似ている。
(非常にわかりづらい説明かも)
で、ストーリー。
学校ものを書いてみました。
オタクな感じで。
という内容でした。
普通っぽいものを書いても普通にならないところは
すごいです。
高校生活をゆっくりと追っていくと点では
「っポイ!」(やまざき貴子)とやっていることは
変わらないように思うんだけど
この違いはなんだろう。
「っポイ!」は高校生と同じ感覚で話を書いてる
イメージだけど
こっちはたまに鋭かったりシリアスが入る分
かなり頭で計算してストーリーや人物を
碁盤の目にはめ込んでいくような感じ。
なんか俯瞰的。
総合的には
好きなことやって幸せそうでよかったね。
です。
幸せだけじゃないけど、健気に、たくましく
一部狡賢く、身勝手に
これからも人生渡っていけそうな感じ。
それでいてやっぱり青春。
後から思い出したら、恥ずかしくてのた打ち回りそうな
青春だなぁと思いました。
うむ。
青春ってすごいや。
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●ころころろ
しゃばげの若旦那シリーズです。
このシリーズ、通巻つけてほしい。
今が何巻目かよくわからない。
で、全体通して若旦那の目を神様に取られて
しまったよ、という話なんですが
うーん。よくわかりませんでした。
あんな問答で目が戻るなら今までの
騒動はなんだったんだろう。
神様ってなんなんだろ。
全体的にかゆいところに手が届かないまま終了と
言う感じ。
タイトルにもなっている「ころころろ」は
面白かったです。
●誰にも聞けない死後世界地図?
?が面白かったんで読んだんですが
?以上の話は載っていませんでした。
元々は一つの話を完全版として時系列で
書いているだけなので
?と?で残った絞りかすのような感じ。
?を読んでいたら読む必要はないです。
●6時間後に君は死ぬ
13階段が面白かったので、高野和明に挑戦。
短編の連作なんですね。
読みやすいけどイマイチはまれませんでした。
なんでだろう。
圭史が「ふんわりと笑う」たびにテンションダウン。
合わなかったみたいです。
こういうふんわりした子、嫌いじゃないしむしろ
好きだったんだけどなぁ。
ドラマ用に作ったというだけあって小説というより
台本みたい。
誰が演じているか、を想像する人によって
本から受ける印象も変わると思います。
ちなみに自分は誰も想像できませんでした。
だから駄目だったのか。
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●幸運な人の行動術
こんなタイトルだけど、占いの本。
四柱推命と九星気学をちょっぴり。
全体に渡って厄年要注意と書いている。
●シンプルに片づけて毎日スッキリ
心地よく暮らす
長いタイトルの整理術の本。
文が優しい。
優しいというのは「掃除しても掃除しても
なんで汚れるのよ、もうやだっ」と怒る人に対して
「そりゃ汚れるよ〜。そういうものなんだって。
だから本気で頑張らなくても大体綺麗に見えれば
適当でいいんだよ?」と言っているところ。
部屋は丸く掃いてOK。
イメージ的にはそんな本。
●自分のために生きていけるということ
アルコール依存のための12のステップを
この本で初めて知りました。
なんにでも応用が利くらしい。
便利。
この中にある「適度な寂しさに耐えていけるのが
本当の大人」という一言は深く納得。
適度に欲求不満
適度に退屈
適度に寂しい
それを耐えていける術を身につけていることだそう。
「俺と君は一つ」のような一心同体の心は
長くは続かないよ、と静かに伝えているのが
面白い。
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●いっちばん
しゃばげシリーズです。
若旦那の友達、劇的にまずいあんこしか
作れない栄吉の話が面白かったです。
才能がないのは身に染みるほどわかっていて
それでも和菓子が好きで好きで
でもそれにしがみついていても
本当に才能がなく全く進化する見込みが
ないなら、今諦めないとほかの道に行く
こともできなくなる。
栄吉の焦りと不安が他人事には思えませんでした。
恋の予感もあって栄吉はこれから楽しそう。
いつか栄吉は大きく花開くと思う。
努力を続けることも才能、ということを
言った、店のご主人に涙。
若旦那は相変わらずな感じだったけど
兄やが若旦那に商売を教えようと
していたのが意外でした。
四六時中甘やかしてると思ってました。
若旦那が店を継ぐことを一応
ちゃんと考えているんだ、とややビックリ。
●きれいをつくるおっぱい体操
女性ホルモンとリンパをよくするために
おっぱいを揺らしましょう、という本。
女性の女性である部分を大事にしているという
印象を受けました。
このQ&Aにある
「揺らすほど胸がありません」が
なんかかわいい。
●共依存かもしれない
他人やモノで自分を満たそうとする人たち
10代のセルフケアシリーズです。
ためになるし、考えさせられる。
大人が読んでも十分深い本。
他のセルフケアシリーズも読みたいです。
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●朗読者
再読み。前回あまり女性が魅力的に思えなかったけど
今回もそうだった。
でも彼女の痛々しい、突っ張ってる気持ちは
前より理解できた。
この不器用さは多少自分に似ている。
しかしなぜ文盲をそこまで隠すのかがわからない。
命と引き換えにしても、覚えのない罪を被っても
隠したいことなのか。
自分なら真っ先に喋りそうです。
●大丈夫、生きていけるよ
へこんだ日の般若心経
明川哲也さんって誰だろうと思ったら
「叫ぶ詩人の会」のドリアン助川さん。
懐かしい名前。
ああ、いたなぁ。って思い出しました。
で、内容。
10代向けの本で、多分日本一わかりやすく
般若心経の内容を書いている。
それでも難しかった。
ブッダが実在していて、息子に「悪魔」と
名前をつけたとか、結婚していたとか、
周りから恵んでもらった食事を食べた後
体調を壊して亡くなったけど、
実は毒が入っていた可能性があるとか、
ブッダは「執着を持たないように。だから
自分が死んでも悲しむな。葬式するな」
と言っていたのに、弟子達によって
大々的に葬式をされたとか、
知らないことが載っていて楽しかったです。
ところでずっと
「はんにゃしんきょう」だと思ってました。
「しんぎょう」なんだ。
知らなかった。
どうでもいいけど「般若」ってついてることも
今更ながら気づいた。
般若って、あのお面だよね。
なんかすごい。
●誰も描けなかった死後世界地図?
面白かったです。
霊界の話は好き。
しかし事実を知ってへこんだ面も。
修業って生きてる間だけじゃなく死んでも続くんだって。
永遠に修業続けなきゃダメなんだって。
憎しみの縁ってずうっと切れないんだって。
自分という人間は消えないんだって。
自然死なら、死後は楽になると思ってました。
いつか魂だけになって感情は消えていくんだと
思ってました。
本気でガッカリ。
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田中宥久子の体整形マッサージ
田中宥久子の造顔マッサージ
誇り高き戦場
13階段
チャンネルはそのまま
退引町お騒がせ界隈(文庫)
少し前
獣の奏者 続編2つ
●田中宥久子さんのマッサージ本2つ
両方DVDつきですが、まだDVD見てません。
見ているだけで素敵になれそうで
マッサージ本は好きです。
時々思い出したようにやってみる。
効果は持続したら出ると思います。
●誇り高き戦場
坂田靖子さんの漫画です。
今回読んだのは初版デュオセレクションの方。
昭和59年9月29日発行。
綺麗です。紙質が!
この時代の紙大好き。
映画を漫画にしたものですが
映画とは違う部分あり。
原作はアラン・シリトーの「ザ・ジェネラル」
(ジ・ジェネラル?)だそうで。
原作読んでないので読みたい。
原作と漫画と映画を見比べたいです。
ちなみに漫画は男の色気満載です。
慰問のためにやってきたオーケストラが
ポーランドでナチスに捕まり、芸術好きな
シュライヤー大佐に
演奏するように言われるが、
若手指揮者クーリッジはそれを断る。
演奏させたら全員銃殺させようとしている軍と
全員生きて帰そうとするクーリッジ。
ユダヤの血を半分持っていることで
生粋のドイツ人よりナチスであろうとする
バーレン中尉。
彼らを助けようとするパルチザン。
もうなんでこんなにかっこいいんだろう!
と思うくらい素晴らしい内容。
さっぱりした絵だからこそ深みが出てます。
バジル氏もそうだけど、坂田さんは
やっぱりシリアスがすごい。
なによりいいのは、読んだ後の余韻なんだよね。
今、こういう余韻を味わえる本は少ないと
思います。
●13階段
面白かったです! 読みやすい。
夜中読み始めたら止まらなくて
朝まで読み続けてしまいました。
映画も見てみたい。
●チャンネルはそのまま
佐々木倫子さんの本です。
相変わらず面白い。
●退引町お騒がせ界隈
文庫版も買ってみた。
それだけ。
遠藤さん好きです。
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ヤフーコミックで坂田靖子さんが連載している
漫画です。
単行本1巻も出ました。
大好き。
今回のはもう手に汗握る展開で
ツヴァスに対する自分の思いに
勝手に苛立ち、八つ当たってから納得して
素直になる
そういうヴァルカナルがもう!大変に
かわいいです!
魔法使いというのは身勝手で自由で
人のことなんて考えず何にも縛られない、
そういう性なのに
ツヴァスのことが気に入って
自分から城に帰ってきて
死なせたくないほど大事に思って
でもそれを「自分の自由が縛られた!
人間ごときにこの自分が!」
と思って怒り
「自分が彼を死なせたくなかったから助けたんだ」
と気づいてからは
「彼が悪いんじゃない。自分を縛ったのは自分なんだ」
とシュンとして
「だから自分の意志で彼の傍にいる」
と前向きに。
ヴァルカナルが惚れ込むのがわかります。
ツヴァス。
すごく懐広くて誠実。
周りから愛されてるのは
ヴァルカナルの言動に振り回されつつ
「意味がわからない」と言いながら
いつも受け止めてあげるあの優しさなんだよね。
あんなかっこいい人、この世にいるのか?と
思うほど男前。
ところでこの話、フラワーズに持ち込んだら
駄目だったらしいです。
なぜ!
なんて勿体無いことをしてるんだ
フラワーズ!
見る目ないです。信じられない。
ところで坂田さんは「ストーリーはBLだけど
性描写がない話」を
ストックとして持っているようなので
(本人の日記談)
これ、世に出してほしいです!
切実に。
ジャンルの溝に埋まっていて出せないらしいけど
私は大好き。
むしろこっちの方が今のBL界より王道だと感じる。
見たいなぁ。
すごく見たい。
坂田さんのシリアスが特に好きなので
そういう話だったらなお嬉しいです。
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今思ったんですが
アルバートさん(=丘の上の王子様)が
最終回の数年後、キャンディと恋に落ちて
一緒に暮らすようになるのなら
今引っかかっていることは全部許します!
ええ、許します
許しますとも!
この二人が恋に落ちるならね!
最後、今まで誰にも相談しなかった
キャンディがアルバートには
「私はこうしたい」って相談してるんですよね。
アルバートが相手なら、キャンディの
気になる部分は全部フォローしてもらえるし
希望はある、と思いたい。
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