"本"カテゴリーの記事一覧
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3月のライオン
あまりにも気になることばかり書いたので
逆に良いところをご紹介
・人物の描き分けができている
(骨格からして作りが違ったり、年配者、太った人の腕や体を
指まで太くちんまりと描けるのは少女漫画だと多くない)
・キャラにリアリティがある
(だからこそ苦手になってしまうキャラもできるという…
入り込めないキャラは嫌いにもならない)
・背景もキッチリ入ってる
(アシさんすごい!絵が綺麗。細かい)
・人体を描くのが上手い
(絵のことあまりわからないけど
体型や筋肉で骨の位置?とか?
絵を見ていて違和感覚えたことがない
多分とてもデッサンが上手い人なんだと思う)
・街や棋士の雰囲気がある
(そういった空気を感じられるのは
すごいことだと思う)
・先崎さんのコラムが読める
(これは単行本に対してですが
このコラム面白くて好き)
ちなみに私は島田が好きです
だから薄毛とかあからさまに貶されたり
オチに使われたり、ひどいことを言われるのは
それがネタ扱いだとしても好きじゃないのです
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3月のライオンの裏表紙のあらすじ
「本当に大事な人って誰ですか?
この命題を問いかけます」
とか、
毎回書かれている
「様々な人間が、何かを取り戻していく
優しい物語です」
この台詞…
優しいかどうかは、読んだこっちが決めるから
決めつけないでくれる?と思ってしまう
特にイジメ編の時「優しい物語か?これ」と
思えたので、余計に
棋士の日常漫画の中に
そういう部分があるのは
深みがあっていいと思うけど
「この物語は優しい物語です!」と全面に出して
言うほどかなぁ?そんな話の進み方してる?
という気になるので、
この言葉を若干押し付けがましく感じてしまう
この話を優しい物語とみなさないと
自分が人間失格になったような気分になる
「そんなに私、人間的に最悪?」と思ってしまう
勝手に判定を下されたような気持ち
あと私は将棋を全然知らないので分からないのだけど
将棋は種類によって全てサイズが違うの?
この漫画の駒は、一つ一つサイズや形が違っていて
盤上がいびつだなぁ、揃ってないなぁと
なんとなく目が行く
同じ種類のものでも大きさが違うのは
相手の駒ってことなんだろうか?
手描きなので仕方ないんだけど
駒ってもっと硬くて、乱雑においてもどこか
ピシッとしていた気がしたけど
盤面が結構ゴチャッとしている
駒自体変な型してるから(傾斜もついてるし)
描き辛いだろうなとも思うけど
気になるところを書いてるので
マイナス面ばかり書いてしまっているけど
逆を返すと
色んなことに引っかかる自分が
これ以外は気になってないと言うことだから
個人的にはすごいこと
主人公の女性二人は
気が強すぎてあんまり好きになれないけど
棋士の話はとても好きです
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●3月のライオン6、9
なぜこの人の本読みにくいんだろうと
思って、擬音が多すぎるのかもしれないと気づいた
別の巻だったけど、「冷やし飴飲め」と言われて
飲んだ主人公の周りに「ゴクッ」「プハッ」の擬音と
「おいしい」という言葉
ゴクッとプハッが同時なのに違和感あった
6巻では照れてる先生の周りに
「ソワソワ」「もじもじ」「ギッコギッコギッコ」が同時
9巻の甘やかしうどんの時には
「あまあま〜」「ぐつぐつ」「ほわあん」が同時
驚いた時は「ハッ」と「キャッ」が同時
滑川が出てくる直前は一コマの中に
「グッ」「ドン」「ズイッ」が同時
藤本棋竜は解説時
「きっぱり」「真顔」「ずばっす」が同時
多分描き文字が太いから目立つだけで
耐えられる範囲なんだけど、修飾過多な気がする
実際こういう文字が控えめなシリアスな部分は
スラスラ読める
昔はこういう描き文字が好きだった
欄外に書かれている文字も良く読んでた
年取ったのかな…
電子だと、もう写植の文字見るので手一杯
描き文字のためにイチイチアップにはしていられない
本の状態で今これだけ読みづらいから、
この人の本、自分は電子だと無理かもしれない
内容は面白いんだけどな
この読みづらさどこかで覚えあると思ったら
大昔読んだ「やまざき貴子」だった
でもあれに比べたらまだまだ!
いっそとことんまで読みにくい漫画を
読んでみたい気がしてきた
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●紫嵐
紫って、すみれのことか
なるほどね
しかし不法入国者や逃げてきた難民ばかりで
読んでて気分が良くない
しかもその不法入国者達が裏取引で
日本国籍を掴んでいく様がとても嫌
難民を受け入れてあげたのに、受入数が足りないだの
(受け入れたことに感謝しろよ!
極東なのに結構難民受け入れてるよ!)
「大事にしてないからこの国貰っちまえ」
というような奴なら、受け入れない方がいいと
思ってしまった
親切にした甲斐も、受け入れ甲斐も全然ない
なにこの、人の領土奪う気満々な奴らは
読んで、今まで以上に外国人受け入れ反対を
強く思った
人種的に信用できない奴らばかり
小説はフィクションだけど、この人種の描き方
間違えてない気がする…
最後の男性は井口だったんだね
鳩ママと知り合いだったのか
井口はカンボジア民ながら、
真面目に地に足つけようと頑張ってる
罪を犯したけど、井口はそれほど
悪いとは思わなかった
なぜだろう
犯した罪よりも、鳩のために
翡翠の腕輪をタイ人に差し出した時の
涙の方を思い出す
まっとうな生活しろと鳩に何度も言ってるし
ただ飯も食べさせてあげてるし
子供の頃の鳩も守ってる
鳩は素直でかわいそうな目にあってた
一巻前の亮司と同じ
となると、次出てくる時は
亮司みたいになってるのか
誰もかれもが嘘つき、利用したがりで
若干嫌になる
私、あの世界じゃ生きていけない
多分
そしてすみれ
可愛く、優しく賢く得体がしれないように
書かれているけど
ごめん、不気味
鳩の手なずけ方、恐ろしい
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五條瑛は好きなんですが
この人がよくネタにする国々が
私は好きじゃない
だから読むのにすごく時間がかかる
内容は面白いんだけど
読むのに拒否反応がある
しかも現実これに近い感じがするから
余計に日本が侵されてる気がして嫌になる
この人が諜報活動してたのが
あの国だからしょうがないけど
美談にされたりすると特に嫌
別の国が良かったなぁとたまに思う
北欧とか、東欧とか
スイス、ロシア
ウキウキしながら読める国は沢山あるのに
内容は読みたいからジレンマ
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●3月のライオン8
8巻が一番好きかもしれない
島田さんがどうしても佐々木蔵之介に見える…
なんでだ…あの人は薄毛じゃないが…
対局のシーンは好きです
7巻の不快さが吹き飛んだ
じじいの戦いがかっこいい
でもあの一家が出ると軽くイラッとする
特に次女が苦手
いじめのところから物凄く苦手になってしまった
宗谷の耳設定はいらない
個人的には
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●3月のライオン 7巻
島田の扱いがひどすぎて笑えない
姉妹の食い意地が張りすぎてて笑えない
姉妹、人の金だからってがっつきすぎる。下品だよ…
虐めに切れた姉妹も独善的に見えて苦手でした
鳩の話はとても良い
宗谷は羽生さんがネタなの?
羽生さん、ニコニコしながらお茶出す時に
茶葉入れ忘れたことあったそうで…
(白湯を出しながら本人は気づかなかったとか)
困っている客の前で
白湯を出したままニコニコしていた若い頃の
羽生さんを想像すると、ちょっとかわいい
ライオンになってから
ハチクロ時代より読みにくくなったなぁと
思ってたけど、写植の文字が濃すぎるからかもしれない
字体がぶっといよね、いつも
絵より台詞に目が行く
台詞の隙間に絵が描いてある印象のある
ページがある
●東京のどこに住むのが幸せか
あそこはああだ、こうだ、と教えてくれるけど
読んでて
「東京じゃなくていいじゃん」と思った
●ピアニストたちの祝祭
この人のフジ子ヘミングの考察がとても面白かった!
確かに自分の中でも
フジ子ヘミングはピアニストの括りではない
最初は「耳が聞こえない」を売りにしていたけど
今は聞こえているようだし
あくまで特殊枠というイメージ
チケットはよく売れているらしいが
トーク聞いてるうちに
この人はやや苦手になってしまった
●空想ハウス
面白い賃貸や一軒家が写真付きで載っている
どれもこれも、面白そうだけど住みにくそう
「こじゃれてる」のと「住みにくい」は
同意語なんだろうかと思えてくる
見てる分にはとても楽しい
特に三鷹天命反転住宅
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●百鬼夜行抄13
・夜半の客
なぜか男が次々と亡くなる家系に生まれた
病弱な「カオちゃん」は、夜中に不思議な老人たちの
会話を聞く
当主である縁お姉ちゃんとの見合い話が開に持ち上がる
開は見合いの途中で老婆に会い、箱を預かる
その箱は家の主(巨大ヤモリ?)が入っていて、
家につく幽鬼達を追い払う
当主の縁は実は命がとうに尽きていて
見合いの席で死亡
病弱なカオちゃんは実は男の子で、
家族は彼を守るために
病弱だと思い込ませていたらしい
・晴れ着
開の残した式神が律の家で暴れる
青嵐の体を留めていた鏡が割れて
青嵐が分裂。二分の一青嵐になる
一方、子供の頃から憧れていた晴れ着を
道具屋に買われたところを見つけた麗奈は
道具屋から安価で買い戻す
晴れ着をワガママな従姉?に先に
着られてしまうが、その女性は死ぬ
呪われた晴れ着を一時預かった晶も呪い殺されそうになる
地味な自分を晴れ着で力づけようとしていた麗奈は
幽鬼を出して普段着で彼のところへ行く
晴れ着を処分しようとした律は
晴れ着の中に入った青嵐を本体に戻すことに成功
しかしまだ四分の三青嵐。不足分はどこへやら
・月影の庭
四分の一青嵐と鏡の欠片を捜し中
晶は三郎が冷たいことに浮気を疑い悩むが
三郎は彫刻などの腕前が認められて忙しくなっていた
どんどん現実にいる時間が短くなり
箱庭に入り浸る三郎
作った物に魂がこもり、ミニチュアの家に娘を
取り込んで戻さない男も出てくる
三郎と律が子供を取り返す
四分の一青嵐は、木に宿り三郎の手で彫刻に
鏡の欠片は三郎の住む箱庭に突き刺さっていた
・餓鬼田の守り神
三郎と離れたくなくて、3年間口を利かない反魂術を
行う晶。その時に会った男は家で人を殺していた
死体が消えて慌てる男は、その男の娘と一緒に
家で暮らすことになる
餓鬼田の末裔である男は、ひだるい神に憑りつかれて
飢餓に苦しみ、娘を手にかけそうになる
ひだるい神に祟られた原因は
家の裏にある池を埋めたことらしい
男は、母に捨てられて律が探していた
三郎の箱庭を持っていた
律はひだるい神達を三郎の箱庭に案内して
ずっとご飯を食べられるようにする
読むと分かった気がするんだけど、一歩離れると
内容が分からなくなる
女の子と男は恋に落ちそうな雰囲気
ところで無くなった遺体はどこへ?
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●百鬼夜行抄12
・白い顎
青嵐と一緒に父の田舎に行った律は
そこで雪の上を船で進む雪女を見る
母が雪女にそっくりだったことで
父の親族に虐められていたこと
子供を流産したことを知るが
それは律だった
流産した子供だと思っていた男の子の霊は
父の子供の頃の姿
男の子の霊は、大きなぬいぐるみと一緒に
命が消えた人を連れていく雪女の船に乗っていった
お父さんと出会えてよかったね、律
・夜泣きの桜
司の彼氏登場に飯島家騒然。律はイライラ
晶も連れて花見に行くが、そこがいわくつきの場所
霊だらけの彼氏の家は、
青嵐が妖怪を食べてスッキリ綺麗に
桜の木の上にいる「一緒に遊ぼう」と
誘う男の子の幽霊
17本目の桜の木だけ異世界になる状態
悪い噂を聞かせる妖怪達
司たちも迷い込んだが現実に戻れた
・水辺の暗い道
作り神という行事がある沼地の多い湿った村
作り神を選ぶ「ふしさん」の役目を持つ
女性と律が偶然出会い、村に行くことに
司を庇って一人で行く律がかっこいい
司と結婚するような夢を見て焦ったり
合コン会場で怪しい霊から司を守ったりと
司好きなところが結構出ているせいか、この律は男っぽい
最後、司がやってきて二人で作り紙の行事を行う
でもこの時、司が結婚しても助けに行く
自分が結婚しても司は助けてくれるだろうと率は言ってる
恋愛になってくれよー(心の声)
・蜘蛛の糸
なぜか家の電話が床下のマンホールに繋がっている…
派手で明るい双子の妹、梨花に
引け目を感じている国代
しかし梨花の本性は
父親が娘のボディガードにつけたキツネで
国代の本当の名前は梨花。一人娘
逆恨みして悪霊になった叔父から身を守るために
父親が講じた策だった
それにしても、誰にあっても律の第一印象は悪い…
・山姥
栗を巡って青嵐と競争
家の中に霊道を開けられて、レポート中の律は大迷惑
そこに律という名前の男の子がやってくる
一緒に妖怪退治する少年(と言っても体は青年)律には
妖怪のおかあさんがいた
どうやら怪力の少年律は金太郎だったらしい
この子を押し付け合っている父親は
妻と息子を殺したらしいが
その子と少年律は同一人物なんだろうか?
妖怪に拾われて育ったってことでいいの?
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●百鬼夜行抄11
・二つの箱
大きなつづらと小さなつづら
二つ欲しい自分はずるい子供だ
開の見合いを内緒でセッティングした姉の環
律含む家族が駆けつけた食事会は
娘の代わりに息子が参加していた
息子の士郎に、律と間違えて家に誘われた司
出戻りの連れ子、紫保
紫保を娘だと思っているスズメの妖怪、ピーコ
子供の頃から姉を好きだった士郎が紫保に
昔親に取り上げられたリングを
プレゼントして両想いエンド
司が惚れられたと思って嫉妬する律
司をピーコに連れてかれて踊って取り戻そうとする
姿がかわいい
・とぎれた蔓
蝸牛の書き途中だった小説が
律と同じ大学に通っている男の手に渡り
現実が小説の通りになっていく
イケイケで空気を読まない叔父の妻が
実は死んでいて、男を好きでずっとそばにいたのが
かわいい
・小さい虫
ある一家で預かることになった女の子
郊外に一軒家を買った老夫婦が離婚で会えなくなってた
孫と暮らすことになるが、家には他に小さな女の子がいた
小さな虫が常に飛んでる家は嫌だなぁ
家にいた小さな幽霊は、遠くへ行かないように
親に紐で柱に括りつけられて死亡した女の子
血のシミが壁に出るからと家の壁がピンクなんだけど
よくピンクの家買ったなぁと思う
子供の霊はあっち行け!で散ったかと思ったら
成仏してないので数年後戻ってくるらしい
・鬼の嫁取り
伶さんと八重子(おばあちゃん)の出会い話
妖怪の世界に繋がってしまった道で
肝試しの証拠である真珠の首飾りを
バラバラにしてしまう八重子
その時一緒にいたおばあちゃんが
体が不自由な息子のためにしてはいけない秘術を使う
息子は体が治るが、赤間にすり替わり
おばあちゃんは代償として命を消すはめに
八重子はおばあちゃんの霊魂に毎夜引っ張り回される
なくした真珠を取り戻すために、妖怪相手に
物売りをする伶さんがお茶目
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