"本"カテゴリーの記事一覧
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あさのあつこさんの本です。
これもさだまさしに続き「うーん」という内容。
元夫の弟夫婦の娘を引き取ったはいいけど愛せなくて
体罰を加え続ける母親を心配している陸上をやっている息子。
息子は妹を守るために、と見事な言い訳をつけて
走ることが怖くなっていたので陸上をやめて
崩れていく家庭を守ろうとしている。
一番悪いのは母親で「夫に似ているから」と体罰を繰り返し
「悪いのはわかってる、かわいいとも思ってる、でも愛せない!」
という言い訳は
毒親をよく知っている自分からすると「ふざけんな」状態で
しかないです。
「親も弱いの、一人の人間なの」ってことを言いたいなら
「お前から逃げることのできない娘の存在を考えろ」と思うし
親というものを無条件に愛して縋ろうとする命の空しさしか
こっちには伝わってないから
個人的には微妙としか言いようがない。
家ってどこも多少なりとも狂ってるよなぁ、という印象です。
それを隠して、どこの家庭もやっていってるのかもしれない。
大人が弱いのはわかるけど
それを子供に背負わせるのは間違えていると思います。
それなのにそれをやる大人が沢山いたからアダルトチルドレン
なんていう名前も出てきて・・・と色々考えると
大人な顔をした子供がいかに多いかということを思い知ります。
この母親も、自分も含めてね。
無駄に作者に書く力があるから、この母親への嫌悪感が増すという
読んでいる方からすると辛い環境。
今気づきましたが、この作者の書く母親はあんまりいい人
いないです。そういえば。
結構ヒステリックだったり、身勝手だったり冷たかったり
野球ものでさえそうだなぁ。
ムーミンママみたいな人は出てこない。
これがリアリティなのかも知れません。
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さだまさしの本です。
お正月に読んでいました。
いうまでもなく「あの時の猪木」のモジリ。
内容にもかかってます。
この本は取材元になっている「キーパーズ」さんを
元々「現実ブログ」(キーパーズの社長が書いているブログ)で
知っていてそこから「読んでみようかな」と思いました。
現実ブログでキーパーズさんは
「孤独死は悲しいよ。周りの人と少しは輪を作って
孤独な死体にならないようにしようよ」とずっと言っていて
私は「でも一人で死ぬのはしょうがないじゃん。
一人暮らしなら」と思っていたんですが
ああも虫にまみれ、腐臭にまみれになるのか、と思うと
「やはり少しは考えておかないと・・・」と思わせるものが
ありました。本の内容。
人間死んだら「生肉常温放置」の状態になるんですよね。
どんな状態になるのか想像は浅いながらにもできます。
しかし自分でも想像できるのに精神を壊した主人公が
復帰する仕事にこれはキツイと思います。
いくら「父親の知り合い」というツテだとしても。
精神を壊す理由に、高校時代の性格悪い友達の松井がいるんですが
こいつのせいで学校で一人自殺があったり
女の子が食われたりしていることを思うと
主人公が彼を殺すチャンスがあって
それでも「やらなくてよかった」というのには
イマイチ同意できませんでした。
特に子供と妻と仲良くテーマパークに遊びに来ていた
松井を思うと
殺しとけばよかったんじゃないの?
せめて腕の一本二本いっといたほうがよかったんじゃないの?
と思います。
こいつ結局中絶で自分の子供を殺させているわけだし。
自分がこんな奴のために犯罪者にならなくて済んだ、という
意味なら納得だけど、それでもすっきりしない。
現実ではこういう男がのさばっていい役職についたり
好き勝手やったりしているわけですが
だからこそ小説では鉄槌を食らわしてやりたかった、と思います。
この本を読んだ印象が「我慢している方が勝手な噂吹聴されて
かわいそう」「やられた方が損」なんですよね。
うーん。すっきりしない。
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川上ユキさんの本です。
カエテミルが手に入らなくて続編ともいえるこっちから読みました。
インテリア初級、という人のための本なんですが
これはなかなか良いです。
前に読んだ本は気になったところがあったけど
これにはなし。
ただ、内容で
ペンたてがオシャレじゃない
↓
実用で使うペンを減らして
インテリア用として外国の鉛筆を置いてみるとあら素敵!
とか
低い家具ばかりで空間が開いているのが気になる
↓
背の高いインテリアとして照明を置いてみよう
とか、自分的に「邪魔だからいらない」と思うものは多かったです。
つまり、自分がインテリアとは違う方向性にいるらしい?ことが
わかりました。
自分的インテリアって、あるもので作ることで
わざわざ飾るためだけに購入するものは考えていなかったんです。
もう物は十分溢れているから「これ以上物を増やされてたまるか」という
気持ちが前に出ていたというか。
カーテンとかベッドシーツとか家具でインテリアっぽくしたいけど
オシャレにするために写真を飾ったり置物を揃えたり
使えもしないものを置く気はなし。
こういう性格でもインテリアってできるんでしょうか?
はなはだ疑問です。
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すばやいおそうじ
とタイトルがついた本です。
多分この人の本を読んだことがある。
(イラストの人と、中の書き方、目次の感じが同じ)
その時は「いいからさっさと動いて片付けろや」という
適切なアドバイスが胸に響いたので読んでみました。
これ、海外で100万部突破の大人気な本。
なぜならわかりやすいから!
と書かれていたんですが、「ど、どこが?!」と
思うくらいの上級本に見えます。
確かにわかりやすく書いてあるんですが
まず掃除用具を集めて掃除エプロンにすべてを装着させる
ところで、自分的には道のりが非常に遠い。
掃除は上から下に、時計回りに。
まずここを磨いて、そこにあるものはいったん右によけて
洗うのは一度にして、汚れたタオルは一度掃除エプロンの中に
しまって、とか
確かに説明はかなり細かく役立ちそう。
最後には掃除会社を使う際に気をつけることが書かれてました。
うーむ。隙のない。
読んでは止まり、の状態でジワジワ読み進めてます。
今はよくわからなくても、この本は何度か挑戦したいです。
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川上ユキさんの本です。
結構重い。
内容ではなくて本自体が。ハードカバーなんです。
最近になってようやくインテリアっぽいものを
考えるようになってきたので読みました。
この人はデザイナーらしくて
「とにかくデザイン!」という生活をしているようです。
インテリアの中に生活感が出ると一気にださくなる、という
ことを言っている部分があるんですが
(あと日本の電化製品はデザインがよくないというようなこと)
これだけは自分的に「うーん?」でした。
家の中にうっすら生活感が出ているのってかわいいと思うんだけど
ダメなのかなぁ。
パソコンの存在感を消したいと本人は言っていましたが
「いや、消えないから普通」と思ってしまい、それもよくわからず。
ここが合わなくて後半部分はイマイチ頷けなかったんですが
前半部分はとてもためになりました。
もしかして配線が嫌なのかな。
それならわかるかも。
それにしてもインテリアにこだわる人はすごいんですね。
日常生活にそんな美的感覚フル活動させたことなかったです。
自分は…住めればいいかな。
とりあえず。
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ピーターと言っても池畑竜之介(この字?)さんではなく、
ピーターバラカン(昔48hoursでニュースを読んでいた)でもなく
数学者で大道芸人のピーターフランクルさんの本です。
これ岩波ジュニア文庫で、大人向けと言うより子供向けなんですが
大人が読んでもいいと思う。
この人のすごいところは
「一日おにぎり6個」で生活できるところで、
「6個いっぺんに買ったら、2個ずつ食べるはずが夜までになくなってしまう」
(自制が効かない)のをなんとかしようとした結果
冷蔵庫を捨てた(!)ところだと思います。
その後事情により致し方なしに購入して今は冷蔵庫あるそうですが
それにしてもビックリ。
本が伝えたいのはこういうところじゃなくて
「だらだらテレビ見ていても何も自分の身につかないから
テレビもネットも携帯もそこそこにして、若い時から
自分のためになることをしようよ」
ということだと思います。
多分。
「テレビの向こうにいるヒーローもいいけど、身近に
尊敬できる人を見つけたら楽しいよ」
とか、そこら辺。
ただ自分的に一番衝撃を受けたのは
「冷蔵庫を捨てた男」
というところでした。
この本の読み方としては間違えていると思います。
でもここが一番楽しかったです。
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今回力を借りた本。
「気持ちのいい生活空間のつくり方」
「大原照子のシンプルライフ術」
自分的には「気持ちのいい〜」のほうが好きでした。
翻訳された本なんですが、結構日本でも当てはまっていると思う。
「まずは捨てなさい」というのと
「後で、なんて思っていると二度手間になるから今やれ」というのが
書かれているんですが
「しのごの言わないでいいから動けや」というシンプルな
メッセージが伝わってきたので
しのごの言ってなんとか現状から逃れようとする
悪癖のある自分には良かったです。
ここまで背中を押してもらっても、捨てたのが期限切れ保証書というのが
やや情けなくもあるんですが。
でも少し進歩。
自分的に拍手です。
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映画の宣伝見ました。
どこかで聞いたタイトル
どこかで見た話
と思ったら読んでいた小説でした。
ステファニーメイヤーの。
6、7巻ぐらいまで追っていたんですが
なかなか続きが出なくて
待ちくたびれていつのまにか忘れていたんですが
13巻まで出てるんですね。今。
予想以上に長いです。
10巻ぐらいかと思ってました。
読みやすいからすぐ追いつけるけど。
話、急展開してるのかな?
ところで、映画とても綺麗です。
映画の方が雰囲気好きかも。
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かたいカラダとココロをほぐす本。
というタイトル。
絵本のようなヨガの超初心者用本です。
これ、すごくいい!
ヨガをクマの先生と生徒がやるんだけど
なんというか
自分の知っている難しいヨガのポーズじゃなくて
立ってみる。
手を上に上げてみる。
合掌してみる。
正座してみる。
と手軽に入れるものばかり。
でもよく見ればちゃんと難しいヨガのポーズもしている。
クマの弟子(チビヨギ)がクマ先生(クマーナンダ先生)と
こちょこちょ話しながらヨガをするんだけど
「いいこと全然ない、もうやだ!」
と言っているクマ弟子に
「へこむことだってあるよ。
大丈夫大丈夫」
と本が言いつつ、先生は微笑みながらヨガ。
書いてある言葉や優しいから
ほんわかします。
個人的には
「月の光を浴びるポーズ」
(両手広げて夜空を見るだけ)
が好きです。
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あさのあつこさんの本です。
これは児童書。
読みました。で、強烈に思ったこと。
こんな小学生いない。
主人公が好きな男の子のことですが
人間が出来すぎです。
女の子から手紙を貰ったら
照れて挙動不審になったり
クラスメイトの子のように好きな女の子を
からかって後で自己嫌悪したり
そういう姿ならわかるのに
サラッと笑顔で
「へぁありがとう。こんな素晴らしいもん
タダで貰っていいの?」って・・・。
言わない。
熟練した30代以降でないと。
(むしろこのしゃれっ気は40代っぽい)
こんな小5は見たことない。
かなり違和感がありました。
しかもそれなりに厚みのある手紙。
主人公の女の子はよほどどうでもいいと思われてたのかな。
だってあまりに社交辞令っぽい。
なんとも思っていない相手には優しくなる、という
青春時代特有のあの法則が発動しているのかな。
だったら失恋ってこと?
うーん。
あの男の子の考えていることが
最後までわかりませんでした。
手紙が一方的な自己主張であるということなら
わかったけど。
恋に恋して一人盛り上がる感じとかはリアルです。
あと怒るお母さんがリアルすぎでした。
あまりに現実的で笑えなかった・・・。
痛かったです。
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